「ストーカーに困っている…」
「ストーカーに効く言葉を使って撃退したい」
ストーカーは、直接言葉で撃退することも可能です。
ストーカー行為を放置していては、エスカレートしていくため、言葉を使った対処を検討しましょう。
本記事ではストーカーに効く言葉を状況・男女別に解説していきます。
ぜひ参考にしていただき、ストーカー撃退に役立ててください。
目次
ストーカーに効く言葉の基本原則

ストーカーに対して効く言葉というのは、状況や関係性、性別などによっても異なります。
また、同様の言葉でも、感情の出し方によっては逆効果になることもあります。
まずはストーカーに効く言葉の基本を理解しておきましょう。
状況や関係に合わせて言葉を選ぶ

ストーカーに効く言葉は、相手との関係性、その場の状況によって適切な表現が異なります。
たとえば、赤の他人であれば、短く明確な拒絶の言葉が有効です。
一方、職場や学校など関係が続く場合は、感情を抑えつつ「業務上必要な範囲での対応」にとどめる言葉を選ぶとよいでしょう。
ストーカーを撃退しながらも、穏やかな日常を保てるような言葉を選びましょう。
男性・女性でそれぞれ効く言葉は異なる

ストーカーが男性か女性かで、効く言葉は異なります。
男性は、恋愛感情からストーカー化するケースが多いため、被害に遭っている女性は恋愛的な期待を断ち切る表現が重要です。
対して女性ストーカーは、依存心・執着心が強いことが多いため、明確な拒絶表現をすると逆効果になることもあります。
そのため、女性ストーカーに対しては「社会的ルール」「客観的事実」を冷静に説明することが大事です。
挑発や皮肉といった攻撃的な発言は避ける

ストーカーに対しては、挑発的な発言や皮肉を言うことは避けましょう。
多くのストーカーは感情のコントロールが難しく、攻撃的な発言をきっかけに行動がエスカレートするおそれがあります。
攻撃的な発言をされたことで、好意が敵意に変わってしまう可能性も否めません。
とはいえ、相手を刺激しないよう気持ちを尊重して言葉を選ぶと、それが好意と勘違いされる可能性もあります。
そのため、拒絶の意思を示すときは、短く冷静に伝え、相手の感情を刺激しないことが重要です。
こちらの感情は一切見せない

ストーカーに対しては、怒りや恐怖、困惑といった感情を見せないようにしましょう。
感情的な反応は、相手に「自分の存在が影響を与えている」と感じさせ、行動を強めるきっかけになる場合があります。
そのため、会話の際は無表情かつ短い言葉で対応し、声のトーンも一定に保つことが大切です。
感情を抑えることで、相手に「これ以上の接触は無意味」と印象づけることができます。
どんな状況でも冷静さを保ち、行動に一貫性を持たせるよう意識しましょう。
状況別・男女別にストーカーに効く言葉を紹介

ここからは以下の状況別にストーカーに効く言葉を紹介します。
それぞれ、男性・女性別にも紹介しますので、ご自身の状況に照らし合わせて、適した言葉を見つけてください。
赤の他人からしつこく言い寄られている場合

- 通勤電車や駅で毎朝声をかけてくる
- 会社や学校の出入り口で待ち伏せされる
- 同じ時間や場所で偶然を装いながら話しかけてくる
日常の中で相手を見つけ、軽い好意や興味から始まり、ストーカー化するタイプです。
もともと接点がないため、相手に拒絶されても「反応してくれた」と舞い上がり、接触を続ける傾向があります。
そのため、感情を見せず、一度だけ明確に拒絶する言葉が有効です。
男性に効く言葉
- 関わらないでください。
- 迷惑です。
男性ストーカーは、相手の反応を「自分に関心がある」と誤解しやすく、拒絶されても執着を強める傾向があります。
そのため、感情を一切見せず、短い言葉で拒絶するのが有効です。
一言だけ伝え、相手の返答には反応せずに立ち去りましょう。
一度では撃退できないかもしれませんが、同じように話しかけられても、同一の言葉で淡々と毎回拒否することで諦めてくれます。
女性に効く言葉
- 公共の場で迷惑なのでやめてください。
- 関わるつもりはありません。
通勤電車や駅などで、見知らぬ女性が声をかけてくる場合、相手は「親しくなれる」「偶然会うのも運命」といった思い込みで接触を続けています。
そのため、感情的に反応するのではなく、相手の行動が「迷惑行為」であることを明確に伝えましょう。
また、自信のある女性ストーカーだと「話しかけて接点を作れば簡単に仲良くなれる」と勘違いしていることもあります。
そのため、会話を続ける隙を与えず、そのまま立ち去ることも重要です。
ネット経由で連絡が来る場合

- SNSで毎日「いいね」やコメントを送ってくる
- ブロックしても別アカウントで再び連絡してくる
ネット上で繋がりを持ち、そこから一方的な好意によって接触してくるタイプです。
匿名性が高いため、相手は自分の行動を正当化しやすく、拒絶しても関係なく連絡を続けてきます。
何を返信しても意味がないことが多いので、一度拒絶をしたら以後は一切反応しないことが有効です。
男性に効く言葉
ネット経由なら、ひとこと「今後連絡をしないでください。」とだけ伝え、あとは関わらないようにしましょう。
ネットは相手の顔が見えていないため、攻撃的な発言が出やすいですが、それで相手を刺激してしまうと別のトラブルが生まれかねません。
一度拒絶の意思を示したら、あとは無視を続けて、しつこい場合は警察に相談しましょう。
女性に効く言葉
女性に対しても同じで「今後連絡をしないでください。」とだけ連絡したら、あとは無視を貫いてください。
相手に効くように言葉を選ぼうとすると、逆にやり取りが続いてしまい、相手の行為がエスカレートしてしまいます。
完全に無視を貫き、しつこい場合は警察に相談しましょう。
職場や学校が一緒で言い寄られている場合

- 同僚や上司・部下がしつこく食事や連絡を求めてくる
- 授業や部活で関わる相手がプライベートまで踏み込んでくる
- イベント後や会議後に「家まで送っていく」などと近づいてくる
職場や学校など、関係がある中でのストーカー行為は、相手が「断られない」と思い込んで行動する傾向があります。
立場を利用して接触を繰り返すこともあり、曖昧な対応をすると「関係が深まっている」と誤解されやすいです。
この場合は、業務や学校での関係性を壊さないようにしながらも、範囲外での関わりを明確に拒否することが大事です。
男性に効く言葉
- 職場では仕事の話だけにしてください。
- プライベートの話はしません
男性ストーカーは表面的な断り文句を「遠慮」と受け取る傾向があります。
そのため、職場や学校が同じ人でも、明確に断ることが大事です。
断ってもやめてもらえない場合は、上司や人事などに相談しましょう。
ただし直接「上司に言いますよ」などと言ってしまうと、関係性を悪化させてしまうので注意してください。
女性に効く言葉
- 職場では個人的なやり取りはしていません。
- 職場の方とはプライベートでは関わらないようにしています。
女性ストーカーは、関係性の継続に価値を置くため「プライベートでは一切関わることがない」という気持ちを明確に伝えましょう。
「個人的なやり取りはしていません」「〜ようにしています」と表現すれば、自分のルールとして受け取ってもらえるため、職場での関係性も保ちやすいです。
一定の距離感を保つ対応を続ければ、次第に関係は薄れていくでしょう。
元恋人・元配偶者からの連絡がしつこい場合

- 別れたのにLINEや電話を続けてくる
- 「話したい」「戻りたい」としつこく連絡してくる
- 自宅や職場近くに現れる
元恋人や元配偶者によるストーカー行為は、過去の関係を理由に「まだ自分には特別な立場がある」と思い込んでいるケースが多いです。
特に、別れを受け入れられない相手は「説明してほしい」「誤解を解きたい」といった言葉を使い、再び関係を作ろうとします。
このような相手には、感情的な会話を一切せず「終わった関係」であることを事実として突きつけましょう。
男性に効く言葉
- 本当に関係は終わっているから今後の連絡はやめて。
- もうブロックするから連絡しても意味ないよ。
元恋人の男性ストーカーは「相手はまだ自分に対して特別な感情がある」と勘違いしやすいです。
少しでも隙を見せると「まだやり直せるのでは?」と行動がエスカレートしてしまいます。
そのため、一度だけ送信したら、それ以降の返信は一切不要です。
メッセージはブロックして、もし自宅に現れるようなら、警察に相談しましょう。
女性に効く言葉
- もう以前の関係は終わっているよ。
- 個人的な連絡は控えてください。
元恋人の女性ストーカーは、感情のつながりを重視していることが多いです。
そのため「ほかに恋人ができた」といった発言は嫉妬心や敵対心を刺激し、行動が激化するおそれがあります。
「関係は終わった」と言ったり、敬語を使って他人行儀にしたりして、今のお互いの状況を理解させることが大事です。
説明や謝罪、説得を試みると再び感情を刺激するため、返信は最小限にとどめましょう。
自宅付近に現れる場合は、直接対応せず、警察に相談してください。
知人から好意を誤解されている場合

- 趣味のサークル仲間が毎回隣に座る・DMで誘ってくる
- 友人グループ内でしつこく誘う・褒める
- 優しくしたら好意があると勘違いされた
友人・知人・趣味仲間などの関係では、こちらが普通に接しているだけでも「脈がある」と誤解されるケースがあります。
このタイプには「特別扱いしていない」ことを伝えることが大事です。
ただし、強く言いすぎると、グループ内での雰囲気が悪くなることもあるので注意しましょう。
男性に効く言葉
- みんなと同じようにしているだけ
- 特別な意味はない
男性は、相手の笑顔や会話を「自分にだけ向けられたもの」と誤解する傾向があります。
そのため「みんなと同じ」「特別な意味はない」とはっきり伝えることで、勘違いを断ち切りましょう。
女性に効く言葉
- 連絡しすぎだから今後は必要なときだけにする
- 好きな人がいるから連絡を控えたい
女性に対して、ほかの人と同じであることを伝えると、プライドを傷つけてしまうことがあります。
そのため、やんわりと連絡をやめることを伝えましょう。
遠回しに連絡を控える旨を伝えれば、トラブルなく相手の思い込みを冷ますことができます。
接点を利用して接近してくる場合

- 近所の人が毎回話しかけてくる
- 店やカフェで常連客が個人的接触を試みる
- 取引先の人が理由をつけて会いに来る
もともと日常の接点があることを口実に、距離を詰めてくるタイプのストーカーです。
あいさつや雑談などの小さなやり取りをきっかけに、徐々にプライベートな話題や誘いに発展していきます。
相手は「関わりが自然に生まれている」と思い込んでいるため、強く拒絶すると逆に反発されることがあります。
そのため、接触を限定する言葉で、関係の枠を明確に示すことが効果的です。
男性に効く言葉
- プライベートの話は控えてほしいです
- 今後は話しかけないでください
どのような接点であれ、シンプルに「プライベートの話は控えて」といった言葉が有効です。
それだけで相手は脈がないということを理解できますし、ほかに言葉を付け足すと反発されかねません。
それでも距離を縮めようとしてくる場合は「話しかけないでほしい」と伝えましょう。
女性に効く言葉
- プライベートの話は控えてほしいです
- 今後は話しかけないでください
女性に関しても、基本的には男性の対応と同じです。
まずはプライベートの話は控えるように伝え、それでも継続する場合は「話しかけないで」と伝えましょう。
それでもストーカー行為が続く場合は、警察に相談してください。
接触はないが付きまとわれている場合

- 知らない人が自宅付近で待ち伏せしている
- 通勤・通学のたびに同じ人物に遭遇する
- 誰か分からない相手に尾行されている
このような場合は、前述のケースとは異なり、重度のストーカー行為に該当する可能性が高い状況です。
前述のケースは、ある程度の接点ができ上がった状態での付きまといなので、言葉で拒絶できました。
しかし、このケースでは、言葉をかけることでトラブルが増えてしまう可能性が高いです。
そのため、言葉で拒絶をするのではなく、探偵・警察に相談し、対処を考えましょう。
ストーカーと対話する前に覚えておきたいこと

ストーカーと対話する際は、以下のポイントも覚えておきましょう。
それぞれのポイントを解説していきます。
まずは関わらないことが最優先

ストーカーに対しては効く言葉を考えるよりも、関わらないことを優先しましょう。
ストーカーは「無視されるよりは対象と会話できるほうが良い」と考えていることがほとんどです。
そのため、ストーカーに一番効くのは無視です。
また、場合によっては言葉で伝えることで、関係がこじれてトラブルになることもあります。
まずは無視を徹底し、それでも理由を聞かれた場合のみ、冷静に拒絶の言葉を伝えましょう。
会話する場合は音声を記録しておく

やむを得ずストーカーと会話する場合は、スマホの録音機能でも良いので、音声を記録してください。
相手の言葉や態度を記録しておくことで、警察への相談時に有力な証拠になりますし、探偵と相談する際も会話内容から対策を立てられます。
また、録音することで、自分自身が冷静になれる効果もあります。
感情的な言い合いを避け、短い受け答えでその場を切り抜けましょう。
危険を感じたら探偵や警察に相談する

警察…危険時の保護や警告、逮捕などの対応ができる
言葉での拒絶や無視を続けても、相手が接触をやめない場合は探偵や警察へ相談してください。
探偵は、相手の行動を合法的に調査し、証拠として残せます。
警察へ相談する際は、探偵が集めた証拠があると、ストーカー規制法に基づく警告や禁止命令など、法的措置を進めやすくなります。
ストーカーの対処を自力で行うのは難しいので、危険を感じたらできるだけ早く相談しましょう。
ストーカーに対して探偵ができること

探偵はストーカー被害に対して、以下のような対応を行います。
ご自身の望んでいる対応ができるか、それぞれ確認しておきましょう。
合法的な手段で証拠を集められる

探偵は、尾行・張り込み・聞き込みなどを法律の範囲内で行い、証拠を収集する専門家です。
自分で証拠を集めようとすると、意図せず法律に触れる行為になってしまうこともあります。
探偵であれば自宅付近の待ち伏せや、通勤・通学時の付きまといなど、本人では撮影できない場面も、合法的に記録できます。
警察へ相談する際も、証拠があることで被害の深刻さを具体的に示せるため、早期対応につながります。
ストーカー対策の相談ができる

探偵は、被害の段階や相手の行動パターンに応じた実践的な対策を提案してくれます。
たとえば、接触の時間帯や場所の傾向を分析し、安全な生活ルートの見直しや、防犯機器の導入などを具体的にサポートします。
また「警察に行く前に現状を整理したい」という段階で利用しやすいのも探偵ならではです。
ストーカー問題に強い弁護士を紹介してもらえる

探偵事務所の中には、ストーカーや嫌がらせ問題に詳しい弁護士と連携している事務所もあります。
集めた証拠をもとに弁護士に依頼すれば、禁止命令の申請支援や損害賠償請求といった、法的な手続きを進めることが可能です。
また、弁護士が介入することで、加害者への法的な抑止力が強まり、再発防止にもつながります。
誰に相談すればいいかわからない場合は、まず探偵に相談し、状況に応じて専門家を紹介してもらうことで、スムーズに次の対応へ進めるでしょう。
ストーカーにお困りならファミリー調査事務所にお任せください

ストーカー被害は、放置すれば日常生活にも支障をきたす深刻な問題です。
言葉で撃退できることもありますが、新たなトラブルを招いてしまうこともあります。
ご自身での対処に限界を感じたら、早めに警察や探偵に相談しましょう。
ファミリー調査事務所では、合法的な証拠収集から再発防止のための対策提案、弁護士連携まで一貫して対応しています。
LINEからでも相談可能なので、気軽にお問い合わせください。

執筆者:米良
長年の情報収集経験を有し、英語での情報分析も得意とする。豊富な海外調査実績をもとに、国内外の問題を独自の視点で解説します。
























