現在はコロナが「5類」へ移行して行動制限がなくなりましたが、感染者は依然として減少することはありません。
ひきつづき、経済的に困窮しSNSや掲示板などで見つけた闇バイトに手を染めたり、メンタルに不調をきたすことで、自ら命を絶つ行為や失跡が増加しています。
執筆者:湯出2023年12月5日
ニッチな情報収集と潜入調査が得意。ポジティブな姿勢と忍耐力で問題解決に全力を注ぎます。
目次
離れて暮らす子が心配
オンライン授業は対面授業へ移行、学生生活の変化
現在ではコロナ禍におこなわれていたオンライン授業を中心とした生活から、対面授業へ移行されており学生生活が送れている様子がうかがえます。
しかし、対面授業がおこなわれて通学することにより詐欺や宗教勧誘に遭う可能性もあり、授業以外にも慎重にならなければならないことが増えています。
大学や専門学校への進学が決まり、希望に胸をふくらませて都会へと旅立っていった若者たち。そこで待っていたハズの華やかなキャンパスライフ。
楽しい学生生活も油断は禁物なのです。
気掛かりな“メンタル”と“魔の手”
20歳前後に、学校やアルバイト先で出会う友人などの人間関係やそこでの社会経験は、一生の宝物になる得るものです。
そして、何よりも“学びの場”を奪われたことへの絶望感は想像に難くありません。
加えて、経済的な不安も重なり、SNSなどで目にする「闇バイト」に手を染める若者が増えているのです。これらは犯罪に加担することもある可能性も高いので注意が必要です。
離れて暮らす親が心配
「振り込め詐欺」に騙されていないか心配
立場を逆にして考えてみましょう。故郷に暮らす親は、すでに定年退職し年金暮らしをしているかたも多いと考えます。
仕事一筋の人生だったので、退職後も大した趣味もなく、時々、県内に暮らす兄弟夫婦が会いに来るくらいで会社員時代以外の人間関係も希薄、持病もあるので、家でテレビを見て過ごす毎日…。
テレビ情報を真に受けている可能性もあります。ワイドショーなどで、コロナの恐怖を植え付けられ、家に引きこもりがちになってしまっています。
シニア層は狙われています
このような、物理的な“親子断絶”を狙っているのが、振り込め詐欺グループです。特に、コロナ禍を悪用した「給付金・支援金」をうたった詐欺が増えてきています。
なかには、「名簿屋」から子の出身校の卒業者名簿などを入手し片っ端から詐欺電話をかける悪徳グループも存在します。
まずはできることから始めよう
覚えたての慣れないスマホは要注意
コロナ禍で通信手段としてガラケーからスマートフォンへ移行しているシニア層が増えています。
物理的な“親子断絶”を防ぐためには、きめ細かな連絡手段を持つのが近道です。
覚えたてのスマホで、オンラインショッピングを楽しんでいるでしょう。
しかし、販売元など不明なサイトで商品を購入してしまい通販トラブルに巻き込まれてに遭ってしまうことが発生しています。
さらに、支払い方法は便利なクレジットカードを使用してしまったため個人情報を抜きとられてしまうこともあります。
以前はスマホに対して「通話とショートメッセージさえ使えれば十分」と考えているシニア層が多いのですが、2023年では70代のスマホ所有率は80%近くなっており現在ではとても身近な存在になっています。
なので、メッセージアプリの使用やSNSでご家族のアカウントをフォローすれば、日頃の行動パターンがある程度は読み解くことが可能です。
“顔を見せるだけでも安心”という効果も
ガラケーと異なり、スマホであればテレビ電話やメッセージアプリなどを使って、相手の顔を見ながら話すことも可能です。
親子ほどの関係であれば、相手の表情や様子を見れば、そこから体調や、微妙な環境の変化をうかがい知れるでしょう。
スマホを使い慣れていてもネット知識は乏しいこともしばしばなので、スマホの使用状況などお話してみることをおすすめいたします。
それでも心配なら…
親には見せない“別の顔”があるかもしれません
さまざまな制限がなくなり、一般的にも行動が自由になりました。
以前の生活を取り戻し、離れて暮らすお子さんの生活について心配な事柄が増えてきているかもしれません。
電話では普段通りだったが、実は“ヤバい”バイトに手を染めていた…などという話は現実にあります。また、コロナ禍からの継続で孤立を深め、経済的に困窮することで“万が一”の事態も防ぐべきでしょう。
親を詐欺被害から守りたい
もちろん子の立場からみても、自分の親が振り込め詐欺の被害者になることは防ぎたい点です。
特に、親が独居の場合、身近な人が相談に乗る機会も限られます。こうした立場の老人が、悪徳グループの“格好の餌食”となるのです。
犯罪に巻き込まれ追い詰められた状況になり、家族に命を絶つの兆候があった場合、突発的に命を絶つ・自傷行為を起こすことがあります。
家族に異変を感じたら、以下の公的機関に相談してみるのもよいでしょう。
◆よりそいホットライン
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