情報収集や意見発信のために利用しているTwitter上で、自分に関する看過できない悪意のあるカキコミがあれば、誰でも怒りやショックを感じるでしょう。
今回の記事では、法的措置をとるためにTwitterで開示請求をしようと試みたが失敗に終わってしまった人に残された道についてまとめました。
腹わたが煮えくりかえっている心境だとはおもいますが、この記事を読んだあなたが、あなたにとって意味のある選択ができるようお役に立てればと思います。
どうぞ、最後までお付き合いください。
執筆者:藤井2023年8月2日
信用問題&迷惑行為調査歴5年以上。特に嫌がらせ行為の対策には知見があり、ストーカー・盗聴盗撮対策を専門としている。根気強い調査には依頼者からも信頼の声が多数寄せられている。
目次
Twitterで開示請求できない理由
Twitter社に開示請求を棄却された
投稿が自分に向けられたものと認められなかった場合、開示請求を棄却されることがあります。
例えば、「A社の社長」と書かれた場合は、その投稿が自分に向けられたものだと認識できますが、「彼は犯罪者」という投稿の場合は、誰を指すのか不明瞭なため名誉棄損は成立しません。
また、ハンドルネームによる中傷の場合も、基本的に開示請求できません。
ハンドルネーム(通称名)でTwitterを利用している場合、そのハンドルネームに対する中傷は個人を特定できないため、名誉棄損は成立しません。
X(Twitter)規約はこちらログが残っていなかった
Twitterのログ保存期間は約半年、プロバイダーのログ保存期間は一般的に3〜6ヶ月です。
ログ保存期間を越えると、ログが消えてしまうので相手のログインIPアドレスを特定することができなくなります。
あなたにできること
「何もしない」という選択肢
「何もしない」これも一つの選択肢です。
悔しいですが、「言いたい奴には言わせとけ」と一切の関心をもたないことも一つの対処法です。
自分が見なければ存在していないのと同じです。
下記のように法的措置を取る意思を表明し、悪質なユーザーはブロックしましょう。
(例)重要なお知らせ
私はツイッター上での悪質な書き込みに断固とした姿勢を持ち、法的措置を取る意思を表明します。誹謗中傷や名誉毀損などの行為は容認しません。
もし、当アカウントを通じて悪質な行為が行われた場合、法的措置を取ることをご了承ください。
#法的措置 #開示請求
このような文言をプロフィールやツイートに掲載することで、悪意のユーザーに対してある程度の抑止力にはなります。
相手に社会的制裁を与えるという選択肢
看過できない悪質なカキコミに対して、毅然とした態度で社会的制裁を与えることも一つの選択肢です。
具体的にいうと、悪質なツイッターユーザー個人を特定して慰謝料請求を行なうことです。
そのためには、以下の2点が必要になります。
- 相手の個人情報(名前・現在生活拠点となっている住所)
- 慰謝料請求に有効な証拠資料
被害者側がアクションを起こさないといけない
被害者側がアクションをおこさないと誰も助けてくれない、これが一番腹立たしいことだと思います。
相手に責任追及するために、あなたは大切な時間とお金を使って、煩雑な手続きを行なう必要があります。
これが多くの人が、Twitter上での悪質なユーザーに泣き寝入りせざるを得ない理由です。
あらゆる選択肢を考えた上で、それでも、あなたが自身の信用を守るために必要な行動だと判断したのであれば、あなたにとって負けられない闘いの一歩を踏み出す、「今がそのとき」といえるでしょう。
当事務所の行なうオンライン調査
調査項目
X(Twitter)上の悪質なカキコミに関するオンライン調査のご案内です。
- 証拠収集
- カキコミしている人物の特定
- 特定後、その人物に関する情報収集
- 削除依頼
- 弁護士の無償紹介
- 慰謝料請求手続きのサポート
- 他の掲示板サイトでのカキコミ調査
その他にも、ご依頼内容に合った調査やサポートを行ないます。
調査費用
オンライン調査は、基本料金55,000円(税込)~承っております。
依頼料の取り決めは、調べるサイト数やキーワード数、調査期間に応じて費用が算出されます。
正式な金額は、見積をお問い合わせください。ご相談・見積作成は無料で行なっております。
よくある質問
本名ではなく、暗号化された表現を用いている悪質なカキコミについても調べてもらえますか?
暗号化されたキーワード候補を元に、最新のAI解析と手動で調査を行ない調査報告書を提出いたします。
調査にかかった費用を、相手に慰謝料請求できますか?
誹謗中傷や名誉毀損にあたると認められた場合、慰謝料請求に調査料金を含むことができます。