浮気とは、被害者にとってみたら本当に辛い経験でしかありません。
心がダメージを負っているというのに離婚するしないやら、慰謝料やら、今後の生活について冷静に考えなくてはならないなんて、はっきり言って酷いことです。
被害に遭った多くの人は心身ともに疲れ果ててしまうといいます。
今回は夫の浮気のせいで平穏な家庭生活が壊れ、うつ病が発症したという事例をもとに浮気調査の結果と慰謝料請求について解説しています。
執筆者/吉田
2022年12月13日 更新
※調査で顔がバレてしまうとマズいので顔出しNG
目次
浮気による精神的なダメージについて
離婚の原因が浮気だったという元夫婦が少なくありません。それだけ夫婦関係にとって修復不可能なダメージを与えるものなのです。
どちらかの裏切り行為によって、それまでの平穏な家庭生活が破壊されてしまうだなんて、なんとも理不尽な話です。
当事者にしか分からない精神的苦痛
浮気被害経験者によれば、浮気される真の苦しみは当事者にしか分からないといいます。
浮気被害の苦しみはどこから来るのでしょう。また紛らわす方法はないのでしょうか。
必死で守ってきた家庭生活が破綻する恐れ
被害者が妻でも夫に関わらず、結婚したときからずっと家族として大切に思い合い、家庭生活を築いてきたはずです。
自分のことよりも家族を優先するくらい必死で守り抜いてきた穏やかな生活が、一方の不正行為により一変し脅かされることは精神的を著しく不安定にさせるでしょう。
自分を裏切り、他の異性と関係したことが許しがたい恨み
愛を誓い合った自分の人生のかけがえのないパートナーだと思っていた相手に、不倫という形で裏切られることはまさに青天の霹靂です。
愛しているからこそ絶対に許せない。浮気した配偶者とその浮気相手に対して、時として狂気ともいえるほどの怨恨の念にさいなまれ、苦しめられます。
今後の人生への言い知れぬ不安
浮気の被害者として、特に女性サイドには多い心境だと思います。主に経済的な不安です。
専業主婦であるときは猶更ですが、今後の生活への不安でいっぱいになります。
もし離婚になったら、自分は一人で生きていけるのか、働き先はあるのか、子どもを養えるのか…。こんな状況に追い込んだ相手の不倫を憎みながらも、不安が尽きないのです。
相談事例「夫の浮気でうつ病に」
今回紹介する事例は、浮気されたことで精神的に大きなダメージを負い、うつ病になってしまった女性です。尚、ご本人に掲載許可を頂いたうえ一部内容を変更して記載しています。
ご依頼者: | 40代/女性 パート |
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ご相談内容: |
夫と息子の3人家族で平穏な家庭生活を送っていました。 ところがある日、知らない女性から電話がかかってくるようになりました。
「あなたの夫と長く交際している、あなたのせいでいつまでも結婚できないからさっさと別れてほしい」 その衝撃の言葉に呆然とし、ただ青ざめるばかりでした。 夫にこのことを問うと、勘違いだと繰り返すだけで取り合ってもくれません。 それからも電話は何度もかかってきました。日に10回以上、無言だったり、暴言だったり「愛されていないくせに」という言葉に深く傷つきました。 徐々に私の精神は病んでいき、パートも休みがちになり、子どもの世話がやっとでした。夫は外泊が当たり前で、そんな私の変化に気づいてもいません。 心療内科でうつ病と診断され、自宅に引きこもり横になってばかりいます。こんな目に遭うことに怒りと悲しみしかありません。 家族の平穏な日常を取り戻したくて慰謝料請求のために浮気調査に踏み切りました。 |
浮気調査プラン作成│最悪裁判も視野に
今回ご依頼者は、ご主人の浮気によって家庭生活を崩壊を招いただけでなく、浮気相手の女性から、日に何度も電話を鳴され、侮辱され精神面にまで大きな損害を負わされたとして慰謝料を請求されることになりました。
浮気相手に慰謝料を請求したい理由を明確にする
ご依頼者の場合、お子さんがまだ小学生ということもあり、ご主人が浮気を認め反省し心を入れ替えるなら、修復の可能性も残しておきたいとのご希望でした。
しかし、自分の罪を認めず反省の念がないなら、慰謝料を支払ってもらい離婚もやむをえないとのこと。
浮気を証明することが重要
とはいえ、不倫相手もご主人にしても浮気を認めないなら、不貞行為を証明できず問題解決にはなりません。浮気の事実を示す決定的証拠がなければ弁護士さえも動いてはくれないのが現実です。
不倫相手の女性は、ご主人と浮気していただけでなく、ご依頼者に嫌がらせの電話をして精神的に追い込んだのですから。それらをすべて証拠として証明すれば慰謝料請求できる可能性は高くなります。
専門家だから入手できる「事実と認められる証拠」
そこで当事務所では調査対象者の情報を綿密に調査し、浮気の証拠と、ご依頼者への嫌がらせ行為の証拠を入手することにしました。
探偵業法に基づいた尾行、張り込み、聞き込みを丁寧に行ない言い逃れさせない決定的証拠を掴みます。
調査料金の目安
もともとある情報の量や状況に応じて料金は変更しますが、目安としては以下のようになります。
調査料金:調査員2名(1日8時間) | 100,000円 + 車両機材費(20,000円) |
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調査料金:調査員2名(2日16時間) | 200,000円 + 車両機材費(40,000円) |
探偵の浮気調査による成果とは
今回のように加害者たちが執拗に言い逃れする場合は裁判に進む可能性が高くなります。そのため、有力な証拠と入念に準備をしておく必要がありました。
被害を事実と認めさせる証拠
不貞行為で離婚または慰謝料請求する場合、裁判では以下のことを証明する必要があります。
- 複数回の肉体関係があることを示す画像(不貞行為の継続性を示す証拠として)
- 不倫によって夫婦関係が破綻に追い込まれたことを示す(前からの別居は例外になる)
- 浮気被害による被害者の精神的苦痛の大きさ
夫の浮気調査の結果は…?
浮気相手の女性はご主人の職場近くに部屋を借りて、不倫関係を続けていたようです。夫は浮気相手の住むマンションに宿泊していました。
決定的な証拠を前に、浮気相手は何も返す言葉がなかったようですが、後日ご依頼者の夫へ責任追及をしてきました。確かに浮気に至った原因は夫にもあるようなので、この後は裁判へ進むため弁護士にバトンタッチしました。
うつ病との因果関係も明白にさせる証拠を
ご依頼者のように、ご主人の不倫問題のせいで、うつ病を発症した場合、因果関係について証明する証拠も揃えておく必要があります。
証拠として認められたなら、慰謝料の額も通常より増額する可能性が高くなります。
- 医師の診断書…うつと診断されたことを証明するもの
- 不倫相手からの嫌がらせの電話の録音テープ
- 被害を受けた経緯が時系列で分かる日記など
離婚?復縁?ご依頼者の決断
調査に進んでからも彼女の体調は悪化する一方でした。
うつがひどくなるにつれて思考が思うように動かず、担当の調査員が丁重に聞き取りをしながら、情報収集を進め証拠までもっていくことができました。
うつ病との因果関係も明白にさせる証拠を
裁判を前に、ご主人が心から謝罪し、もう浮気は二度としないと誓約書を書いて誠意を示したそうです。
ご夫婦には小学生の子どもがいるため、よく話し合った結果、最善の選択として関係を修復を選ばれました。
ご依頼者も、うつ発症に責任を感じ、心を入れ替えご依頼者のうつの治療を支えていくと話している夫のことをもう一度信じようと前向きな気持ちになれたと言います。
関係修復を選ぶときの注意点
夫婦が関係を修復できる場合、その分損害も軽減するので不倫相手に慰謝料請求できる可能性は低くなります。
ただし、慰謝料請求しない代わりに2度と不倫しないことを約束させることが重要です。誓約書においては違反した場合の罰金についても事細かに示すことを勧めします。
また、事例の場合はたとえ夫婦関係は修復しても、うつを発症した原因を作った不倫相手の嫌がらせ行為に対して慰謝料請求でいる可能性があります。
浮気調査の成功のポイント
一人で抱え込んでいたときは苦しくて、何から始めればいいかわからず途方に暮れていたご依頼者のように、問題にぶつかっても解決方法がわからないとき、人は余計に自分を追い込んでしまいがちです。
気持ちの整理ができたこと
専門家に相談することは、抱え込んでいる悩みを解決へと導いてもらうだけでなく、気持ちを整理するきっかけにもなります。
意志の強さが成功へと導く
うつ病という最悪のコンディションなのに、慰謝料請求までこぎつけることができたのは、家庭生活を取り戻したいというご依頼者の強いお気持ちだと考えます。
当事務所では、その気持ちに応えるべくご依頼者の病状を考慮しながら浮気の証拠と精神的損害の証明をとるまでに至りました。
浮気・不倫の慰謝料請求相談窓口
浮気によるうつは気づきにくい
今回のように浮気により心が病んでしまうケースは少なくありません
浮気が原因の場合、もう十分精神的にダメージを追っているので、うつだと気付かないでそのままでいる人もいるそうです。
うつ状態が放置されたまま、長く続くと自殺まで至ってしまう人がいるくらいですので、絶対にうつ症状をを軽く見てはいけません。
実感があるのであれば、カウンセラーへ相談したり病院で診てもらいましょう。それが慰謝料請求する際の動機にもなります。
ひとりで解決できない問題は、まずは専門家に相談してみましょう。第三者の協力を得ることで安定した気持ちで、問題解決へと進めることができます。
ファミリー調査事務所では、夫の浮気でうつ病になってしまった方の問題の解決方法、浮気相手に慰謝料請求をしたい方のサポート等を行なっています。
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