料理研究家の男性インフルエンサーが結婚していた妻の不倫相手と同居していた一件が話題を集めています。
同じくインフルエンサーの妻と結婚していたものの、妻が海外に留学に行った際に渡航先で出会った日本人男性と不倫関係になっていました。
通常であれば不倫が発覚した時点で離婚が成立する理由にもなりますが、男性はなんと不倫を理由に妻と離婚することはなく、さらに妻の不倫相手も自宅に同居させるという「理解ある夫」ぶりがSNSを中心に大きな話題を集めました。
その後妻と不倫相手の男性との関係は解消されたものの、安定した夫婦関係を求めない妻の要望を受け入れて結局離婚は成立しました。
しかし現在も同居は続いているため、今後の2人の動きもインターネット上では注目されています。
このような不倫をも受け入れるケースはとても希少なものですが、妻や夫が海外に行ったことをきっかけに出会った異性と不倫関係になるケースは決して少なくありません。
その相手は同じ場所に渡航している日本人である可能性もあれば、現地に在住する外国人の場合もあり、さまざまです。
不倫は不貞行為とされるため、数ある離婚原因の中でも離婚後の調停において被害を受けた側に有利な展開を進めやすいものになります。
そのため、相手の浮気・不倫が疑われる場合はいち早く探偵などに依頼して証拠集めを進めることが調停を有利にするためには必要です。
今回の記事では、海外で発生した不倫関係の特徴や、手がかりや証拠を掴むための方法を解説します。
目次
ニュース概要
昨年7月に「妻が彼氏を作った」「妻と妻の彼氏と3人で暮らしてます」とSNSに投稿した料理研究家のインフルエンサー・Soy王子。「集英社オンライン」は当時、二人をイチ早く取材。Soy王子は“令和の理解ある夫”として話題となった。そこからわずか9ヶ月後の今年4月、Soy王子が自らのYouTubeチャンネルで「妻と離婚しました」という動画を投稿した。
引用元:「妻が彼氏と留学先から帰宅、一緒に住んでます」で話題になった”不倫OK夫婦”が離婚…理由を直撃したら不倫公認を超える驚異の“理解ある夫”ぶりだった(集英社オンライン) – Yahoo!ニュース
海外で行なわれる不倫の特徴
海外で不倫行為が行なわれた場合、日本国内の不倫と比べて流れが少し異なることがあります。
どのような点が違うのか、理解しておきましょう。
不倫相手に慰謝料を請求できない場合がある
海外で行なわれた浮気・不倫においては、配偶者の不倫相手に慰謝料を請求できない可能性があることを覚えておく必要があります。
というのも、世界的に見て日本のように浮気や不倫における精神的ダメージへの補填となる慰謝料を、不倫した配偶者だけでなくその不倫相手に求めることが法律的に認められている国はかなり少ないです。
もちろん、海外でも結婚というものには法的な手続きが必要になりますので、不貞行為を良しとしない倫理観は存在していますし、配偶者に対して不倫をしたことへの責任を追求することはできます。
ですが、責任追求だけでなく慰謝料の請求ができるのは世界各国では稀なケースとなり、増してや夫婦間の問題である不倫において法律上は部外者である不倫相手に責任追求や慰謝料請求はできない国が圧倒的に多いです。
そのため、日本での不倫事案のような成果を挙げられない可能性があることは頭に入れておきましょう。
不倫をした場所の法律が適用される
不倫行為においては、不倫を行なった場所がどこであるかもとても重要な要素となります。
つまり、海外で発生した不倫行為については、適用される法律は不倫行為を行なった場所の法律となるケースが多いです。
例えばアメリカのニューヨーク州で行なわれた日本人の不倫関係に対しての慰謝料を請求したい場合、発生場所はニューヨーク州なのでこの不倫関係についてはニューヨーク州法が適用されることになります。
ニューヨーク州法では不貞行為を行なった相手への慰謝料請求は認められていないため、配偶者の不貞相手への慰謝料請求ができないことになってしまいます。
しかし、海外で出会った不倫相手が日本にやって来て面会したという場合だと、日本で発生した不倫関係となりますので日本の法律によって不倫関係についての責任追求や慰謝料請求が可能です。
日本の法律が適用されたら外国人の配偶者でも慰謝料請求できる
もし外国人の配偶者が不倫をした場合、不倫に関する裁判はどこの法律に準拠すればいいのかわからない方もいるでしょう。
こちらも先述した通り、不倫行為が適用される法律は不倫行為の発生場所の準拠法なので、日本で外国人の配偶者が起こした不倫については日本の法律で責任追求が可能です。
また、配偶者の不貞相手が外国人であり、日本で不倫行為を行なった場合も日本の法律によって慰謝料請求などを行なえます。
しかし、これも海外で起こした不貞行為である場合はその国の準拠法が適用されるため、不倫相手への慰謝料請求ができない可能性を頭に入れておきましょう。
海外での不倫が日本帰国後も続いていた場合の対処法
海外留学や担任赴任などで出会った相手との不倫関係が日本に戻ってからも継続していた場合、準拠法などの兼ね合いも考えれば最も理想的なのは日本国内で不倫の事実があることを押さえる対応です。
そのための方法を、探偵の目線から解説します。
海外での不倫の事実を特定する
裁判にまで発展する可能性のあるあらゆる問題において共通ですが、まずは不倫の疑いが事実であるかどうかを特定し、証拠となり得るものを確保して不倫を証明できる準備をする必要があります。
日本で行なわれている不倫であれば現場を押さえることもできますが、海外で行なわれている場合だとその現場を押さえる難易度は格段に高くなってしまいます。
海外での調査に対応している探偵であれば、実際に現地まで赴いて聞き込み調査などを駆使して不倫の現場を押さえたり、写真や動画など確固たる証拠を収めることも可能です。
日本での不倫現場を押さえる
例え配偶者が海外にいる間に不倫の事実を知ったとしても、最も有利な形で離婚を進めたり責任追求を行なうならすぐに動くことは待った方がいい場合があります。
これも離婚に関する準拠法の関係で、もし海外にいる時の不倫について責任追求を行なった場合は、不倫が行なわれた現地の準拠法が適用されてしまいます。
そうなると、日本で不倫についての責任追求を行なうよりも少ない慰謝料になってしまう場合もあれば、不倫の相手に慰謝料を請求できない可能性も生じるでしょう。
そのため、不倫相手の素性が判明して日本帰国後も関係が続く可能性があるなら、あえて泳がせる豪胆さも最大限の責任追求を行なう際には必要になっていきます。
その間の精神的な負担は大きなものになるかもしれませんが、探偵であれば調査の進展を定期的に報告してくれるため、状況が前に進んでいる実感を得られることで不安感を解消できるでしょう。
不倫相手の身元を特定する
もし不倫相手も一緒に日本に帰国していて、日本でも不倫関係が行なわれていた事実が認められたら、不倫相手の身元も同時に特定することで慰謝料請求をよりスムーズに行なうことが可能になります。
探偵であれば、配偶者との関係性や身体的特徴を基にして、不倫相手がどこの誰かまで調べ上げていくことができます。
もちろんどの状態まで至れば問題が解決するかの基準は人によるため、不倫相手との関係が解消できればOKという人もいれば、自分に有利な形で離婚を成立させて慰謝料まで徹底的にもらいたいという人までさまざまです。
探偵社は、何通りもあるそれぞれの理想とする事件解決を目指して、持てる力を駆使して徹底的なサポートを提供してくれます。
配偶者の浮気・不倫が疑われても、相手と海外で会っていたりして追求が難しいと考えている人は、まず一度海外調査に対応する探偵にまで相談してみることがおすすめです。
解決が難しいと思っていた問題において、希望の兆しを指し示してくれるでしょう。
探偵はどう読む
旅行や出張、駐在中の浮気を調査をする多くの依頼をいただきます。
浮気をする配偶者には、下記のような兆候あります。
- 目を合わさないなど態度の変化
- 趣味嗜好の変化
- 服装への気遣いの変化
- 不自然な出費の増加など
このような変化あったら浮気を疑うべきです。
また、海外での浮気を行うケースでは、海外出張の増加や単独での海外出張での増加がみられます。
当事務所はマルチリンガルの調査員や海外にコネクションがあります。
配偶者が海外で浮気をしている証拠を収集したい方はぜひご相談ください。
帰国後のアフターフォローも対応いたします。

執筆/監修者:山内 和也2025年5月13日
探偵調査歴20年。国内外の潜入調査、信用に関する問題、迷惑行為、企業や個人生活での男女間のトラブルなど、多岐にわたる問題を解決してきました。豊富な経験と実績を基に、ウェブサイトの内容監修や執筆も行っています。