- 結婚相手やビジネスパートナーの信用に不安を感じる
- 相手が過去に隠していることがあるか確かめたい
- トラブルを未然に防ぎたい
「相手のことを信じたいけど、何か引っかかる…」
そんなとき、頼りになるのが興信所による調査です。
ですが、調査で一体どこまで分かるのか、法律や技術の限界も気になるところ。
この記事では、興信所が調べられる範囲や調査手法、信頼性チェックの実例までわかりやすく解説します。
結婚前や取引前に「あとで後悔しないため」の知識として、ぜひ参考にしてください。
- 興信所が調べられる「過去情報」の範囲と限界
- 身辺調査・素行調査の実際のサービス内容
- 調査費用の目安と依頼時の注意点
目次
興信所とは?その役割と提供サービス

興信所は、個人や企業からの依頼を受け、身辺調査・素行調査・信用調査などの専門的な情報収集を行なう民間調査機関です。
一般の方が調べることが難しい対象者の過去や行動履歴などを、法令を守りながら専門技術を用いて調査します。
主な調査サービス
調査対象とする依頼者層
- 結婚前の相手について調べたい
- パートナーの浮気を確認したい
- 行方不明になった家族を探したい
法人向け例:
- 採用予定者や従業員の素行調査
- 取引先の信用度の調査
SNSやブログなどの公開情報からも手がかりを得ることで、より正確な判断材料を得ることができます。
興信所を活用することで、相手を見極める材料が増え、トラブルの未然防止や安心な決断につながります。
興信所と探偵社の違いとは?

「興信所」と「探偵社」は、どちらも調査業務を行う機関ですが、その起源や依頼される内容、イメージに違いがあります。
興信所の特徴
- 明治時代に企業信用調査を目的として誕生
- 法人や団体からの依頼が中心
- 結婚調査・身元調査・企業調査などが主な業務
- 名前から「伝統的」「堅実」な印象を持たれる
探偵社の特徴
- 個人の依頼に特化した調査を中心に発展
- 浮気調査・行方調査・盗聴器調査など多様な案件に対応
- TVやメディアでの露出も多く、身近な存在として認知
- 個人向けの柔軟な調査スタイルが強み
実際の違いは?
現在では法律上の区別はなく、どちらも「探偵業法」に基づいて活動しています。つまり、名称にかかわらず、対応できる業務内容に大きな差はありません。
ポイント:依頼先を選ぶ際は「興信所」か「探偵社」かではなく、調査力・実績・対応力・費用の明確さを見極めることが大切です。
興信所が行う「過去の情報調査」とは?
結婚相手や取引相手の信頼性を確かめたいとき、「過去に何があったのか」を知ることは大きな判断材料になります。ここでは、興信所がどのような方法で過去の情報を調べるのか、またどのような制限や限界があるのかをわかりやすく紹介します。
調査に使われる主な手法
- 関係者への聞き取り調査:勤務先・学校・知人などへのヒアリング
- SNSやネット情報の分析:投稿内容から交友関係や履歴を確認
- 公開記録の確認:登記簿・法人情報などの合法的なデータ確認
過去情報調査の限界と注意点
- 法的制限:プライバシー権や個人情報保護法により、病歴や通院歴などは本人の同意なしには取得不可
- 技術的限界:関係者の死亡、記録の紛失、SNS非公開などにより取得困難になるケースも
- 記憶の曖昧さ:聞き取り対象が過去の詳細を忘れていることもある
調査の一例
例1:過去の勤務先の上司に接触し、人間性や退職理由を確認。
例2:SNS履歴から過去の居住地や恋人関係の証拠を収集。
調査を依頼する際の注意点
- 法を犯す手段を使う探偵には注意(違法調査は証拠として無効)
- 調査対象の情報提供(勤務先・SNS・人間関係など)が成功率を左右
- 調査範囲や予算は事前に明確化しておくことが大切
過去の情報調査は万能ではありませんが、適切な方法を取ることで、相手の素性を大きく把握することができます。
信頼できる興信所を選ぶことが、調査成功への第一歩です。
興信所に依頼する際の費用と注意点
費用の目安
調査内容や期間によって異なりますが、一般的な費用相場は以下のとおりです。
- 簡易な素行調査:10〜30万円
- 長期の尾行や複数人対応:50〜100万円以上
- 特殊機材や潜入調査が必要な場合:100万円〜
事前に見積もりを取り、追加料金の有無も確認しましょう。
契約時のチェックポイント
- 契約内容が書面に明記されているか
- 基本料金・追加料金・キャンセル料の有無
- 個人情報の取り扱いが明記されているか
信頼できる探偵社の選び方
以下の条件を満たす探偵社がおすすめです。
- 調査実績が豊富
- 明確な料金体系
- 顧客対応が丁寧・説明がわかりやすい
信頼できるかどうかは、初回の無料相談での対応でも判断できます。
興信所に依頼する前に自分でできる調査とは?
興信所に依頼する前に、個人でできる調査には以下の方法があります。
- SNSやネット上の情報の確認
- 知人・関係者への聞き取り
例えば、SNSやブログから対象者の交友関係や生活パターンを読み取ったり、過去の勤務先や学校などを調べる際に関係者へ話を聞く方法などが考えられます。
ネットや人づての情報収集だけでも、一定の生活背景を知ることが可能です。
ただし、これらの方法は限られた範囲であり、調査対象者に気づかれるリスクもあります。
自分でできる調査の限界と注意点
個人での調査には、次のような限界があります。
- 法的制限(プライバシー・個人情報保護)
- 調査力・技術力の不足
- バレるリスク
たとえば、本人に無断で個人情報を取得したり、尾行や盗撮を行なうことは法律違反となるおそれがあります。
また、一般の方が精度の高い調査を行うのは難しく、誤った判断や関係悪化につながる可能性もあります。
不安な場合や情報が不足している場合は、早い段階でプロの探偵に相談するのが得策です。
素行調査と身辺調査の事例紹介
興信所による素行調査・身辺調査の代表的なご依頼事例を3つ紹介します。
【事例1】異性関係や婚姻歴の確認
結婚を考えていたAさんは、交際中のBさんの過去に不安を感じていました。
Bさんが以前の結婚歴を隠していると感じたため、当社に婚姻歴と家族構成の調査を依頼。
調査の結果、Bさんには前妻との間に子どもが1人おり、現在も養育費を支払っていることが判明しました。
【事例2】学歴や職歴の確認
Eさんは、結婚前提で付き合っていたFさんが「有名大学卒」「大手勤務」と話していたことに違和感を覚え、調査を依頼。
調査により、Fさんは実際には別の学校を卒業しており、過去に転職を繰り返していたことが確認されました。
【事例3】性格や評判の確認
Iさんは、交際相手Jさんの二面性に気づき、調査を依頼。
JさんはIさんには優しいものの、周囲の人には高圧的な態度を取っていることがわかり、過去の恋人からもトラブルが多かったという証言が得られました。
このように、興信所では「事実確認」が可能です。迷ったら早めのご相談をおすすめします。
依頼する際の流れと手順
興信所へ調査を依頼する場合、まずはご相談・打ち合わせから始まります。
事前に「何を知りたいのか」「どんな状況か」などを整理しておくことで、調査内容がスムーズに決まります。
依頼から調査完了までの流れ
- 【無料相談】電話・LINE・メールなどで状況を説明
- 【打ち合わせ】目的や対象者の情報、調査手法の確認
- 【お見積もり提示】必要に応じたプランを提案
- 【契約・着手】同意後、調査を開始
- 【報告書提出】写真・映像を含めた報告書をご提出
- 【アフターサポート】弁護士紹介など必要に応じて対応
ご相談内容によっては、当日中の面談・調査開始も可能です。安心してご相談ください。
【まとめ】過去はどこまで調べられる?限界と相談のすすめ
興信所(探偵社)は、個人では把握が難しい「過去の事実」に迫るプロフェッショナルです。
過去を調べる際に使われる主な方法は次のとおりです。
- 関係者への聞き取り調査
- SNSやネット上の情報の収集
ただし、以下のような状況では、情報取得が困難になる場合があります。
- 古い記録の破棄や消失
- 関係者の死去や連絡不能
- 個人情報保護法により取得できない情報
特に無許可での調査や個人情報の取得は、法律違反となるリスクがあるため注意が必要です。
本記事では、「興信所がどこまで過去を調べられるのか?」という疑問に対して、方法・限界・注意点を解説しました。
それでも「調べたいことが自分のケースでも可能か?」と感じた方は、専門家の無料相談をご活用ください。

執筆/監修者:山内 和也2025年6月26日
探偵調査歴20年。国内外の潜入調査、信用に関する問題、迷惑行為、企業や個人生活での男女間のトラブルなど、多岐にわたる問題を解決してきました。豊富な経験と実績を基に、ウェブサイトの内容監修や執筆も行っています。
ファミリー調査事務所 お問い合わせフォーム
ご連絡をいただいたら24時間以内に返信いたします。
お急ぎの方は、こちらから折り返しお電話するので、お名前・電話番号の記入のみでけっこうです。