国際結婚後、パートナーの経歴や過去に疑問を持つ人は少なくありません。
「職歴に矛盾がある気がする」「結婚した途端に態度が急変した」「母国に頻繁に帰っていて怪しい」など疑念の理由はさまざまですが、パートナーがなにかを隠しているという事実は大きなストレスになります。
特に相手の母国の情報は自力で調べるのは難しく、真実がわからないままモヤモヤしてしまうでしょう。
この記事では、「国際結婚で多い経歴詐称の実例」「適切な対処法」「探偵による経歴調査」まで詳しく紹介していきます。
国際結婚で多い経歴詐称の実例とリスク
特に国際結婚では、国によって価値観や考え方が大きく異なるため、嘘をつかれているケースも少なくありません。
ここでは、国際結婚で多い経歴詐称の実例とリスクを詳しく紹介していきます。
偽造された職歴
そこには、高収入・安定職に見せかけて信頼を得ようとする意図があり、結婚後に「仕事は辞めた」と言って働かなかったり、生活費を求めてきたりすることもあります。
海外では就業記録や証明書の偽造が容易な地域もあり、見抜くのは困難です。
職歴の信ぴょう性は、経済的な信頼の裏付けともなるため、慎重に確認する必要があります。
母国での離婚歴
自分が浮気相手だったことがわかったり、母国に子どもがいることが判明したりして、精神的なショックを受ける人も少なくありません。
養育費や扶養義務など今後の生活に影響を及ぼす可能性もあるため、詳しく調査する必要があります。
隠された犯罪歴
しかし、国や地域によっては犯罪歴の公開制度がなく、自力での確認が難しいケースもあります。
パートナーに疑いを持っているなら、身近な人の安全や自分の身を守るためにも、プロに調査を依頼したほうがいいでしょう。
※1年以上の懲役または禁錮刑がある場合、原則として日本への入国は認められません。ただし、すべての犯罪歴が一律に入国拒否の対象となるわけではなく、犯罪の内容や刑罰の重さ、経過年数などによっては入国できる場合もあります。
虚偽の身分情報
複数の身分証を使い分けたり、他人になりすましたりするケースでは、本人確認が極めて難しくなります。
なかには、難民申請や不法滞在者が身元を偽り、虚偽の身分で婚姻届が提出されてしまうケースも。
本人の言葉だけを信じて手続きを進めると、後々重大な問題が発覚し、パートナーであるあなた自身も罪に問われる可能性があります。
詐称された肩書と素性
専門職を装って信頼を得て、結婚相手を安心させたり、金銭を引き出そうとしたりする手口も存在します。
高収入であるはずのパートナーが結婚後、急に「母国に仕送りが必要」「家族が病気になった」と理由をつけて金銭を要求してきたら、虚偽の可能性が高いでしょう。
財産目的の接近
借金があったり、母国に養わなければならない家族が大勢いたりして、経済的援助が目的で比較的裕福なイメージがある日本人を選ぶ人もいます。
結婚後すぐに送金を求められる、共有名義でローンを組まされるなど、被害はさまざまです。
過去の不適切な異性関係
なかには、過去の交際相手が金銭トラブルやストーカー被害を訴え、訴訟や裁判にまで発展していることも。
今後のことを考えるのであれば、不適切な異性関係については、しっかりと調べておいたほうが安心できるでしょう。
パートナーの経歴に疑いを持ったときの対処法
「聞いていたことと違う」「なにか隠している気がする」と感じたときこそ、冷静な対応が必要です。
感情的になる前に、できることからひとつずつ対処していきましょう。
記録に残す
発言や行動だけでなく、日時や場所まで詳しく記録することで、周囲に相談したり、探偵に調査を依頼したりする際に役立ちます。
違和感の正体をつきとめるためには、事実を積み重ねていくことが大切です。
証拠を集める
実物を手元に残せないのであれば、コピーや写真をとり、保存・保管しておくのもいいです。
・身分証
・履歴書や名刺
・家族や知人とのライン、メールのやりとり
・婚姻証明書や独身証明書
・SNSの投稿やコメント履歴
※ただし、パートナーに疑っていることが知られると、証拠を隠したり、失踪したりしてしまう可能性もあるので注意が必要です。
第三者に相談する
信頼できる家族や友だち・公的機関などに早めに相談することで、自分の感覚を客観的に整理することができます。
相手との関係性や今後について考えるうえでも、第三者の視点は貴重です。
※ただし、共通の知人に相談すると、話が筒抜けになる可能性もあるので、相手選びは慎重に行いましょう。
探偵に調査を依頼する
探偵は、公的記録の照合や海外での身元調査など、専門的な手法を用いて事実を明らかにします。
費用はかかりますが、早期に事実を知ることで、トラブルに発展する前に事態を収拾することができるでしょう。
自力での経歴調査や海外調査は困難を極めます。
個人での調査に限界を感じたら、探偵への調査も検討してみてください。
当事務所の経歴調査について
当事務所は、国内外の豊富な調査ネットワークと専門技術を活かし、隠された真実を明らかにします。
ここから、探偵による経歴調査の方法と探偵の調査で明らかにできることを紹介していきます。
探偵による経歴調査の主な方法
探偵は、主に以下の方法を用い、調査対象者の経歴を明らかにします。
各国の行政機関が発行する住民登録情報や婚姻記録・離婚記録・犯罪歴・出生記録の確認を行います。
特に相手の出身国における戸籍や婚姻歴の確認は、偽装結婚や重婚の有無・子どもの有無を明らかにするために有効です。
調査は現地の法律を守りながら、正式なルートで入手された情報に基づいて進められるため、ご安心ください。
履歴書や自己申告された経歴が事実であるかどうか、在籍確認や卒業証明・資格証明などを通じて調査します。
海外の学校や企業に対しても、必要に応じて現地の調査員が確認を行います。
名門大学や大手企業の肩書が虚偽であるケースは多く、慎重な裏付け調査が必要です。
探偵はSNS・掲示板・ブログ・マッチングアプリなどオンライン上の足跡から、調査対象者の性格や過去の発言・交友関係を分析します。
特定の国や業界で評判が悪い人だった、複数アカウントを使い分けて異性と連絡をとっていた、などの事実が明らかになることもあります。
SNSは証拠能力も高く、行動の矛盾や隠された側面を可視化するのに有効です。
スマホやパソコンなどのデジタル機器には、調査対象者の行動や交友関係を示す多くの情報が保存されています。
当事務所では、デジタルフォレンジック法を用いて、削除されたファイルや写真・通信履歴・位置情報などを解析します。
特定のアプリの使用履歴や隠されたクラウドアカウントの存在が判明することもあり、調査対象者の真の生活実態を明らかにすることができます。
一般の検索エンジンでは見つからないダークウェブ上の情報を専門の調査員がチェックします。
過去に違法な売買・身元情報の流出・トラブル関与などがあった場合、そうした情報が匿名掲示板や取引サイトに残っているケースもあります。
調査対象者の出身地や以前の勤務先・家族・友だち・知人を対象に、現地調査員が直接ヒアリングを行います。
口頭でのやりとりだからこそ得られる、生の証言や地域での評判が真実を突き止める手がかりになることもあります。
調査対象者に調査がバレないよう、聞き込みは慎重に行われます。
プロの調査員だからこそできる調査法です。
探偵の経歴調査で明らかになること
具体的にどういった情報を知ることができるのか、説明していきます。
最終学歴や卒業校・在籍期間・専攻分野・成績などが明らかになります。
調査の結果、実際には学校教育を受けたことがなかったり、中退しているのに「卒業した」と偽ったりしている事実が浮かび上がることもあります。
学歴を偽っている場合、職歴も偽造されたものである可能性が高いため、並行して調査を行います。
過去に勤務していた企業や現在の勤務先・職種・在籍期間・役職の有無などがわかります。
経歴詐称の典型例として、架空の企業名を伝えていたり、短期のアルバイト経験を長年の正社員歴のように偽ったりしているケースが多いです。
誰と親しくしているか、どのような人脈を持っているかが明らかになります。
異性関係の多さや金銭トラブルを抱える知人とのつながりなど、交友関係から素性が見えてくることもあります。
実際の家族構成や親族関係・兄弟姉妹の有無・両親の職業や生活状況などがわかります。
母国に残した家族が貧困しており、経済的目的で結婚したことが判明することもあります。
過去の結婚・離婚した経歴、相手の氏名や離婚理由、子どもの有無がわかります。
「独身」と言っているにもかかわらず、母国に残した内縁の夫や妻・子どもの存在が発覚するケースも珍しくありません。
過去に逮捕された事実や起訴不起訴の経歴などが明らかになります。
表向きは真面目に見えても、窃盗や暴力事件などの前歴が隠されているケースもあり、注意が必要です。
浮気や不倫の過去が明らかになった場合、その時期や期間・不貞行為の相手の身元を調査することも可能です。
依頼があれば、慰謝料請求や離婚など法的措置を優位に進めるための証拠収集もできます。
現在の収入や貯金の目安・借金の有無・ローンの残高・破産歴・ギャンブル癖を明らかにします。
母国での多額の借金や債務が発覚し、経済面のリスクが浮かび上がることもあります。
暴力団や詐欺グループなど反社会的勢力との関係の有無がわかります。
本人が直接関わっていなくとも、親族や交友関係のなかに反社とのつながりを持っている人がいるケースもあります。
普段は見せない趣味や嗜好・嗜癖といったプライベートな一面まで調査します。
異常な性癖や過度なギャンブル・違法薬物への関心が発覚することもあります。
過去にかかった重大な病気や精神疾患・既往歴・治療や入院の記録・手術歴などがわかる場合があります。
多額の医療費や介護が必要になるケースもあるので、詳しく調査する必要があります。
当事務所に寄せられた相談事例
CASE1:妻の過去が曖昧で信じられない(40代・日本人男性・医師)

相談内容

国際結婚して1年半が経過しましたが、妻は自分の過去について詳しく話したがりません。交際中は気にならなかったんですが、結婚してからもなにも話してくれないので、さすがにおかしいと思えてきました。職歴や家族構成も曖昧で、過去のSNSには特定の外国人男性とのツーショットが複数投稿されています。妻のことを詳しく調べてほしいです。
調査結果
調査の結果、調査対象者は母国で過去に1度結婚しており、子どもが1人いることが確認された。また、職歴に関しても詐称があり、語っていた大手企業勤務ではなく短期のアルバイト勤務であったことが判明。
ご依頼者は事実を受け入れたうえで妻との話し合いを実施。しかし、妻は情報開示に協力しなかったため、信頼回復が困難と判断したご依頼者は、弁護士を介して離婚手続きを進め、財産分与と慰謝料請求を行った。
CASE2:夫の肩書に違和感(20代・日本人女性・看護師)

相談内容

調査結果
調査の結果、調査対象者の「実業家」という肩書は虚偽であり、母国では立件はされていないものの、過去に詐欺まがいの商売をしていたことが判明。また、交際中から複数の女性と金銭的なやり取りをしており、いわゆる「財産目的の接近」である可能性が高いと判断された。
ご依頼者は深く傷ついた様子でしたが、早期に離婚を決意。詐欺行為に近い事実があったため、慰謝料請求も成立し、経済的な損失は最小限に抑えられた。
CASE3:外国人夫に浮上した過去の買春疑惑(30代・日本人女性・公務員)

相談事例

国際結婚して2年。夫(外国人)は現在、日本で飲食関係の仕事に就いていますが、過去の発言やSNSの内容から母国滞在中に不適切な行動があったのではと疑念を抱くようになりました。最近になって共通の知人から「以前、現地で売春施設に頻繁に通っていた」という話を耳にしました。彼の本性を知りたいです。
調査結果
調査の結果、調査対象者は母国でいわゆる「風俗街」とされる地域に定期的に出入りしていたことが確認された。また、特定の女性との金銭のやりとりや、性的サービスを受けたことをほのめかす投稿も旧SNSから発見され、買春行為を疑わせる複数の状況証拠が揃った。
ご依頼者は、将来をともにすることは難しいと判断し、当事務所が紹介した弁護士を通じて離婚と慰謝料請求に踏み切った。
国際結婚したパートナーの経歴調査は当事務所にご相談ください!
特に、経歴詐称や隠された過去が明るみに出たとき、信頼関係は一気に揺らぎます。
違和感を覚えたときこそ、冷静になり、専門家に相談することが大切です。
当事務所では、事実を明らかにすることで、ご依頼者が最善の判断をできるよう全力でサポートいたします。
当事務所が選ばれる理由

豊富な海外実績

当事務所の海外調査の実績は、国内でもトップクラス。
海外調査の経験豊富な調査員が多数在籍しています。
現地の調査員と連携して調査を行うこともあり、現地でしか得られない情報をスピーディに得ることができます。
バイリンガルスタッフが在籍
当事務所には、英語をはじめ複数の言語に対応できるバイリンガルスタッフが在籍しています。
国際結婚に関わる調査では、海外の文書や現地での情報収集が必要になることも多く、言語の壁が大きな障害となることもあります。
当事務所では、言語的・文化的ギャップをスムーズに乗り越え、性格で信頼性の高い調査が可能です。
専属担当制
当事務所では、ご依頼者一人ひとりに専属の担当者がつく「専属担当制」をとっています。
最初のご相談から調査の提案、結果のご報告まで一貫して同じ担当者が対応するため、安心して状況を共有いただけます。
小さな不安や疑問にも丁寧に寄り添い、信頼関係を大切にしたサポートを行っています。
解決サポート
当事務所の調査は、調査をして終わりではありません。
調査結果を踏まえた今後の対応や、離婚・慰謝料請求などの手続きについても必要に応じてサポートいたします。
ご依頼者が納得のいく形で問題を解決できるよう、専門家との連携も含めて総合的にサポートいたします。
お問い合わせ
初回のご相談やお見積りはすべて無料ですので、少しでも不安を感じた際にはお気軽にご連絡ください。
他社で断られた難しい案件にも柔軟に対応しております。
秘密厳守で丁寧にお話を伺いますので、ご安心のうえご相談ください。

執筆者:米良2025年6月30日
長年の情報収集経験を有し、英語での情報分析も得意とする。豊富な海外調査実績をもとに、国内外の問題を独自の視点で解説します。