会員とのトラブルに日々頭を悩ませている結婚相談所は少なくありません。
その一つが成婚料の未払いです。
成婚料は結婚相談所側が、成功報酬として受け取るべき代金です。
今回は、結婚相談所を経営危機に追い込むような行為をする会員への対処法を紹介しています。
これから結婚相談所を開業する方も、是非参考になさってください。
目次
成婚料とは
成婚とは、一般的には相談所に婚約または結婚を報告し、結婚相談所を退会することになったときのことをいいます。。
成婚料は結婚が成立したとき、男性会員と女性がそれぞれ、自身の入会している結婚相談所に対して支払う費用であり、成功報酬として設定されています。
金額は相談所によって異なり、10万円~50万円と考えられます。
会員は結婚相談所に入会する際に、成婚料の支払いを規約として説明を受けたうえで契約をします。
成婚料の存在意義
成婚料は、結婚相談所のスタッフが一生懸命にサポートする意図の表れであり、会員一人一人の成婚を真剣に支援するための大切なモチベーションになります。
- 運営側(スタッフやカウンセラーのモチベーションの向上ため
- 結婚相談所は会員を結婚させてこそ存在意義があるため成功報酬制として
成婚料の未払い問題について

会員のなかには、相談所を介して紹介を受け結婚に至ったにもかかわらず、未払いのまま退会したり、相手と口裏を合わせて、退会した後で入籍したりする人がいます。
成婚料は結婚相談所の大切な収益であり、踏み倒すことは恩を仇で返すことになる不正行為です。
成婚料を支払うべき理由
成婚料が収益の多くを占める結婚相談所にとっては、踏み倒されるのはかなりの痛手になりますよね。
結果重視で入会金や月会費を抑えたい人にとっても、成功報酬制というのは有難いシステムのはずです。
バカ高い入会金や月会費を取り続けて、結果を出せなくても知らん顔で「やめるならご自由に」という結婚相談所の方が、ずっと会員にとっては理不尽じゃないでしょうか。
成婚料は本来、会員にも相談所にも、両方にメリットが得られた結果であり ギブアンドテイクといってもよいのです。
成婚料を踏み倒すことは詐欺罪に当たる?
意図的な成婚料の未払いは入会規約に承諾してサインしているのですから、あきらかな規約違反になります。
結婚相談所にバレなきゃいいという話では済まされず、本来支払うべきお金を払わないことは詐欺と同じです。
万が一相談所に、その事実が発覚すれば、詐欺罪で刑事告訴される可能性だってあるかもしれません。裁判になれば勝ち目はありません。
結婚相談所の成婚料の未払い相談事例
未払いのまま成婚退会する会員たち
成婚料を未払いのまま音沙汰なしになる会員が増えています。うちは月々の活動費は低料金でも、誠心誠意を込め満足いただけるサポートしています。
その対価として成婚できたとき、成婚料として30万円を頂戴しています。うちのような相談所にとっては大きな収入源です。
しかし、ここ最近、結婚したはずなのに成婚料を踏み倒す行為が多発しています。いずれも、連絡が取れないか、やっぱり結婚は止めたと、はぐらかすケースです。
先日、うちで紹介したお相手と交際期間を経て結婚が決まった会員は「結局別れました。もうこれ以上婚活を続ける気はないので退会します」と言ってやめました。
しかし、男性側の仲人が共通の知人から、2人が結婚したことを聞いたそうです。これでは採算が合いません。探偵のような調査会社に依頼して調査してもらえる体制をと整えた方がいいのでしょうか?
被害に遭わないために結婚相談所が取る対策
入会説明の際、後々のトラブルを回避するために相談所側が取るべき対策としては次のようになります。
- 規約を読み上げ成婚料を含むすべての規約に納得頂いたうえでサインをもらうこと
- 成婚料を含む規約に違反した場合は罰則、罰金を設け、その旨も説明する
- 成婚料の未払いは不正行為でありルール違反であることを明確に伝える
- 自社の成婚の定義や、存在意義を明確にしておき、会員に十分に理解を得ておく
- 違反した場合、退会後に身辺調査が入る可能性を示唆し、実際に調査会社と提携を結んでおく
その他の結婚相談所が注意すべきトラブル
成婚料以外にも相談所が気を付けておくべき顧客との主なトラブルについて説明します。
チェックするべき5つのトラブルと解決方法
詐称トラブル
入会するための審査を通過するために、会員が意図的に嘘をつくことです。年収を胡麻化したり資格や卒業を偽装したり、独身証明書を偽造するケースもあります。
入会の際に詐称や隠蔽工作などが発覚した際、重い罰則を設けておくことが重要です。
違反行為
規約に記載されていることを守らずルール違反を重ねる会員の存在は、他の会員にも迷惑をかけるため会社の信頼をも損ないます。
面談の際に、人間性をよく観察すること、規約を破ると罰則があること、改善されない場合には強制退会させることを予め、よく伝えておきましょう。
詐欺トラブル
お見合いの席や交際中、相手に投資話を持ち掛けたり、勧誘行為などを行なう迷惑会員の存在は結婚相談所には管理しきれない側面があります。
特に恋愛詐欺は感情が介入するため、被害を訴える側も厳しいと言われています。結婚相談所内で情報を共有し、違法歴などないか入会時によく見極める必要があります。
未払いのまま行方不明
成婚料だけでなく滞納した料金まで支払わず行方が分からなくなる会員がいます。
紹介した会員からお金を借りているケースも。未納が続くようなら強制退会させたり、回収すべき費用は所在を特定する調査を依頼してでも支払わせるようにしましょう。
クレーマーによる誹謗中傷や風評被害
結婚相談所では婚活が上手くいかないことを相談所のせいにしたり、いわれのない誹謗中傷をネットに書き込まれたりする被害があります。
迷惑行為や嫌がらせ行為は放っておくとエスカレートします。悪質な場合は、被害実態の証拠を残して弁護士や調査会社の協力を得ましょう。
不正調査で実態把握と証拠収集
成婚料の踏み倒しや、さまざまなトラブルを起こす悪質な会員について、本来支払ってもらう代金を泣き寝入りする必要はありません。
探偵の不正調査で、可能な調査や情報収集は以下のとおりです。気になる項目がございましたら、専門家への無料相談をご活用ください。
会員の身辺調査・実態調査
あくまでも本人の自己申告なので、偽りの情報を申告する人も!
探登録している情報に偽りがないか、相手の普段の様子や行ないを客観的に調べることが可能です。
基本情報
氏名、年齢、性別、住所、電話番号、メールアドレス、職業、年収、学歴、家族構成、経歴、資格
生活状況
退会した会員の身辺調査以外にも、生活実態、素行、経済状況、趣味趣向、職場や近所での評判、借金の有無
所在調査
成婚料やそのほかの支払いを踏み倒し行方をくらましている会員の居場所を突き止めます。
会員と音信不通になってお困りの相談所からの依頼が可能です。
被害実態の真相も調べられます
実際に嫌がらせや迷惑行為を受けている相談所の被害実態を調査し、被害の証拠を入手します。
犯人を特定し所在を明らかにすることで、示談で解決しお金を回収できたという事例もございます。

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結婚相談所のための相談窓口
成婚料は本来、結婚相談所が定めている結婚が決まった成功報酬として、支払われるべき料金です。
成婚料の未払い、会員の素行問題、会員同士のトラブルなどは放置しておくと、深刻な状況になり、結婚相談所の存続危機に関わることが危惧されます。
会員の身辺調査、実態調査、所在調査なら、ファミリー調査事務所の無料相談をご利用ください。
お問合せフォーム・電話・メール・LINEにて24時間お受けしています。他社などで断られた案件についても対応いたしますので、まずはお気軽にご相談ください。
また、「〇月〇日までに調査結果が欲しい」「調査を早急に進めてほしい」など、可能な限り対応いたしますのでお申し付けください。

執筆者:吉田2025年6月5日
男女トラブルカウンセリング歴10年以上。男女トラブルの問題解決を得意とする。調査も多数兼任・実績あり。依頼者に寄り添ったサポートが定評。
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