退職した元社員がライバル企業と接触しているかも――。
大切な情報が外部に漏れてしまう前に、証拠をつかむことが重要です。
目次
なぜ“元社員”がリスクになるのか

調査の結果、退社した元社員がライバル会社に転職していたことが判明。
さらに、その企業が自社と非常によく似た営業アプローチをしていることがわかり、顧客情報の流出が疑われました。
元社員がリスクとなる理由には、次のような要素があります。
- 内部情報を知っている:価格の決め方や営業手法など、競合にとって有利な情報が漏れる可能性があります。
- 人脈や取引先とのつながりがある:元社員に信頼を寄せていた顧客が、そのまま移ってしまうことも。
- 社内システムや弱点を把握している:セキュリティのすきを突かれ、情報が外部に流れるおそれもあります。
「まさかうちの会社が…」と思っていたことが現実になる前に、早期の対応が重要です。
事実確認・証拠収集の相談事例
独立して4年、大手保険代理店からの看板を外し、自分たちの力で経営を続けてきました。信頼できる従業員も増え、ようやく安定してきたと感じていた頃です。
そんな中、長く働いていた社員がひとり退職。しばらくしてから、なぜか取引中の顧客が次々と離れていくようになりました。
最初は偶然かと思いましたが、ある日、お客様から「似たような提案を別の会社から受けた」と知らされ、違和感が確信に変わりました。
もしや、元社員が顧客情報を持ち出して、競合会社に渡っているのではないか――。
悩んだ末、証拠がなければ何も言えないと思い、調査を依頼しました。
調査によって判明した事実
調査開始から約2週間、元社員が定期的に競合会社と接触している様子が確認されました。
さらにその競合会社が、新規顧客に対して、明らかに当社独自の営業資料と酷似した提案書を使っていたことも判明。情報の流出がほぼ確定的となりました。
証拠としては、元社員が持っていた業務用タブレットに残されたデータや、関係者とのやり取りの記録が中心です。いずれも調査員が法的に問題のない形で収集しました。
証拠をもとに企業がとった対応
まずは弁護士と連携し、元社員と競合会社双方に対して内容証明郵便を送付。顧客情報の不正使用を停止するよう警告を行いました。
加えて、社内でも顧客データの管理方法を見直し、アクセス権限の再設定やログ管理の強化を実施。再発防止策を徹底しました。
早い段階で調査に踏み切ったことで、大きな損害が出る前に手を打てたことは大きかったと感じています。
「疑いを抱いたまま放置しなくてよかった」――これが経営者としての正直な実感です。
当事務所で行える調査

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元社員と競合他社との接触調査:
元社員が競合企業に転職・協力していないかを徹底的に調査。出入りの確認、面会の記録、勤務先の特定など、実態を把握します。 -
情報の持ち出し・漏えいの証拠収集:
顧客リストや営業資料などの社内データが外部に流出した痕跡を調査。パソコン・スマホの操作履歴や不正転送の証拠も確認可能です。 -
SNSや外部への投稿の監視・記録:
匿名での内部告発や企業イメージを下げる投稿を監視。投稿元の特定や、法的措置に備えた記録保全も行います。 -
法的対応を視野に入れた証拠化:
弁護士と連携し、訴訟・損害賠償請求に使用できる形で証拠を収集・整理。調査報告書の作成から証言協力までサポートします。
ご相談内容に応じて、調査方法は柔軟に対応しております。
「疑わしい段階」でもご相談ください。
調査料金について
不正調査の料金は、ご相談の内容や状況によって変わります。
たとえば、調査にかかる日数や時間が増えれば、それに応じて料金も変動します。
同じような内容でも、調査対象者の動きや難易度によって、金額が安くなることもあれば、高くなることもあります。
正確な料金は、まず状況をお聞きしたうえでお見積りいたしますので、まずは無料相談をご利用ください。
▼ 不正の事実確認をしたい場合
調査目的:不正の事実を確認したい
調査期間:5日間
調査料金:330,000円(税込)
▼ 裁判でも使える証拠を集めたい場合
調査目的:法的手続きに使える証拠を集めたい
調査期間:10日間
調査料金:750,000円(税込)
※調査にかかる交通費・宿泊費・飲食費などの実費は、別途ご請求させていただきます。
企業が探偵調査を利用するメリット
不正の早期発見と再発防止
社内で起きる不正行為や情報漏えいは、発覚が遅れるほどダメージが大きくなります。
探偵による調査で、問題を早期に発見し、関係者の特定や再発防止につなげることができます。
競合調査・情報収集
新規事業の立ち上げや戦略立案には、市場や競合の正確な情報が欠かせません。
探偵は表に出てこない動きやつながりまでリサーチし、経営判断の材料を提供します。
採用・取引先の信用調査
新しく採用する人材や取引先の実態に不安がある場合、背後関係・過去のトラブル歴などを確認できます。
調査により、トラブルを未然に防ぐ判断材料を得ることが可能です。
訴訟・トラブル時の証拠収集
社内トラブルや競業妨害など、法的対応が必要なケースでは、客観的な証拠が重要です。
探偵は、法的手続きに使える証拠を意識した調査と報告書作成を行います。
このように、探偵調査は企業が抱えるリスクに対して、“動く前に備える” “動いたあとに立て直す”どちらの場面でも有効な手段です。
企業向け不正調査に関する無料相談

「元社員の動きが気になる」「社内で不正が起きているかもしれない」
そう感じたときは、一人で抱え込まずにご相談ください。
当事務所では、企業様からの不正・情報漏えいに関するご相談を多数お受けしています。
相談は無料・秘密厳守。状況を丁寧にお伺いし、最適な調査方法や対応方針をご案内いたします。
「調査が必要かどうかを知りたい」という段階でも大丈夫です。
電話・LINE・メールなど、お好きな方法でご連絡ください。
企業向け不正調査に関するQ&A

元社員が競合に情報を渡しているか確認できますか?

はい。接触の有無、資料の持ち出し、顧客への営業などを調査し、証拠として残すことが可能です。

相談した内容が外部に漏れることはありませんか?

ご安心ください。相談内容や調査情報はすべて秘密厳守で取り扱っております。

調査にはどのくらいの日数がかかりますか?

内容によりますが、短期間で終わるケースもあれば、慎重に時間をかける必要がある場合もあります。ご相談後に目安をお伝えします。

どの段階で相談すればよいですか?証拠がなくても大丈夫?

違和感や不安を感じた段階でのご相談で問題ありません。事実確認や調査の必要性も一緒に検討いたします。

調査の費用がどのくらいかかるのか不安です

調査内容・期間により異なりますが、事前に無料でお見積りを作成し、納得いただいたうえで開始いたします。

元社員が競合に情報を渡しているか確認できますか?

はい。接触の有無、資料の持ち出し、顧客への営業などを調査し、証拠として残すことが可能です。

社員数が少ない会社でも調査を依頼できますか?

もちろん可能です。むしろ中小企業のほうが「一人の動き」が経営に与える影響が大きいため、早めの調査が効果的です。

小規模事業なので情報漏えいが心配です…

従業員が少ないからこそ、ひとりの不正や離反が大きなリスクになります。当事務所では、小規模企業の情報管理にも対応した調査をご提案しています。

顧問弁護士がいないのですが、調査後の対応はどうなりますか?

ご安心ください。当事務所では、ご希望があれば信頼できる弁護士をご紹介し、調査後の対応もサポートしております。

執筆/監修者:山内 和也2025年4月8日
探偵調査歴20年。国内外の潜入調査、信用に関する問題、迷惑行為、企業や個人生活での男女間のトラブルなど、多岐にわたる問題を解決してきました。豊富な経験と実績を基に、ウェブサイトの内容監修や執筆も行っています。
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