公開日:2023/09/14

ストーカーのゴミ漁りは違法か?実効的な予防策と被害対策を徹底解説

ストーカー専門対策室#ストーカー

ゴミ漁りの目的

身の回りのゴミを通じて、私たちの日常や秘密が暴露される恐れがあること、考えたことがありますか?

近年、ストーカーによるゴミ漁りの被害が増加しており、私たちのプライバシーは以前よりも脅かされています。

この記事では、ストーカーによるゴミ漁りが法的にどのように扱われるのか、そして実際に自身を守るための予防策や、被害に遭った場合の対策について徹底的に解説します。

あなたの大切なプライバシーを守るための第一歩として、ぜひ本記事をお読みください。

執筆者兼監修者

執筆/監修者:山内 和也2023年9月14日 更新

探偵調査歴20年。日本・海外の潜入調査、信用問題、迷惑行為、企業・生活・個人間の男女トラブルの問題を多数解決。経験・実績を元にサイトの監修/執筆を手がける。

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1- ストーカー行為の増加とゴミ漁りの危険性

近年、日本ではストーカー行為の増加が懸念されています。

警察庁の統計によれば、毎年のストーカー相談・通報件数は右肩上がりで、これは社会問題として深刻な状況にあることを示しています。

中でも、侵入の手口として「ゴミ漁り」が増加しているのが特徴的です。

ゴミ漁りとは?

ゴミ漁りとは、文字通りゴミを漁る行為を指します。

しかし、ここでのゴミ漁りは単にゴミを拾うという意味ではなく、狙われた個人のゴミを漁ることでその人の生活情報を探る行為を指しています。

ゴミから何がわかるのか?

生活リズム
購入した食品の包装やレシートなどから、その人の生活習慣やリズムを掴むことができます。

趣味・嗜好
購入した商品の包装やタグ、チラシや雑誌などから、趣味や興味を推測することができます。

家族構成
使用済みの製品やパッケージから、家の中の人数や子どもの有無、ペットの有無などを知ることが可能です。

健康状態
処方箋や薬の空き容器、健康関連の書類や領収書から、健康状態や病歴を知ることができます。

金銭状況
銀行の取引明細やレシート、購入した高価な商品のタグなどから、金銭状況や購買力を掴むことができます。

なぜゴミ漁りが危険か?

プライバシーの侵害:ゴミから得られる情報は、日常生活の中で意識しない情報も含まれているため、プライバシーが深く侵害される可能性があります。
個人情報の悪用:ゴミから得た情報を基に、詐欺や身元詐称などの犯罪に繋がる可能性があります。
精神的ストレス:ゴミを漁られることで、常に監視されている感覚や不安を感じることが増え、精神的ストレスが増大することが考えられます。

このように、ゴミ漁りは単なる迷惑行為以上の深刻な危険性を持っています。

2- ストーカーによるゴミ漁りとは

ゴミ漁りの目的

ストーカー行為は、特定の人物に執拗に付きまとう、嫌がらせを繰り返すなどの行為を指します。

その中で、特定の被害者のゴミをこっそりと漁る「ゴミ漁り」は、ストーカーにとって情報収集の手段として用いられることがあります。

ゴミ漁りの目的

情報収集:被害者の日常生活のリズムや生活習慣、趣味、関心、家族構成、健康状態、経済状況など、ゴミから様々なプライヴェートな情報を知ることができます。

被害者への精神的圧迫:ゴミが漁られていることに気づいた被害者は、自分が常に監視されていると感じることで精神的な不安やストレスを感じることが増えます。

関係の維持:一方的な関心や愛情を抱くストーカーにとって、被害者の日常に関わる情報を持っていることは、自分と被害者との関係を維持するための手段となることがあります。

ストーカーによるゴミ漁りは、単に侵害の目的だけでなく、さらなる個人情報収集の手段として利用されることがあります。

不審に思う点や個人情報の漏洩が疑われる状況があれば、ゴミや郵便物から情報が抜き取られている可能性を検討することが重要です。

ゴミから得られる情報

生活リズム:購入した食品の包装やレシートから被害者の生活のリズムを把握。
趣味・興味:購入した商品のタグ、読んでいる雑誌や書籍から趣味や興味を探る。
家族構成:使用済みの家庭用品や食品の包装から家族の構成や生活状況を推測。
健康状態:使用済みの医薬品や処方箋から健康状態や病気の有無を知ることができる。
経済状態:レシートや購入した商品の価格タグなどから、被害者の経済状況を推測する。

3- ゴミ漁り:ストーカー行為の「隠れた」脅威

法的対応と必要な証拠収集

近年、ストーカー犯罪が増加してきており、ストーカー規制法もそれに伴い厳格化されています。

中でも、ゴミを通じたプライバシー侵害は、個人情報保護の観点からも問題視されています。

ゴミ漁り行為に関して、具体的に法的にどのように対応可能か、以下の点を挙げてみました。

住居侵入罪(刑法第百三十条)

他人の敷地や住居に許可なく侵入しゴミを調べる行為は、住居侵入罪として処罰されることがあります。防犯カメラなどでの映像証拠や、探偵社による証拠収集が有効となります。

窃盗罪・専有物離脱横領罪(刑法第二百三十五条・二百五十三条)

明確に「持ち去り禁止」や「関係者外立ち入り禁止」と明示されている場所からゴミを持ち帰る行為は、窃盗罪や専有物離脱横領罪として問題となる場合があります。

ストーカー規制法

ゴミ漁り自体がストーカー規制法で直接的に取り締まられるわけではありませんが、継続的なゴミ漁りを伴うストーカー行為は「つきまとい等」として法的対応の対象となることが考えられます。

ゴミ中にある衣服や手紙、個人情報が記載されている書類などを不正に調査されることは、被害者にとって大きな心的ダメージをもたらす可能性があります。

適切な証拠を収集するためにも、専門家や探偵社に相談することが重要です。

誰もがプライバシーを侵害されることなく安心して生活したいものです。

そのためには、予防策の策定や早期の対応が求められます。

4- ゴミ漁り被害に遭った場合

ストーカーから身を守る

ゴミ漁り被害に遭った場合、まず第一に安全確保と状況の把握を行うことが重要です。

以下のステップを参考にして、被害の拡大を防ぐよう心掛けましょう。

  • 1. 周囲の安全を確認し、必要に応じて警察に連絡しましょう。
  • 2. 被害状況を写真や動画で記録するなどして、証拠を保全しましょう。
  • 3. 被害に遭った日時、場所、状況などを詳細に記録しておきましょう。
  • 4. 将来的に自身の個人情報が漏れる可能性がある場合は、重要な書類や情報をより安全な方法で管理するよう心掛けましょう。
  • 5. 警察、探偵社などに相談することで、専門的なアドバイスやサポートを受けることが可能です。
  • 6. ゴミ捨て場に防犯カメラを設置するなど、防犯対策を強化しましょう。
  • 7. 近隣住民や家族、友人などに情報を共有し、注意を呼びかけることも有効です。

ゴミ漁りは特に可燃ゴミの回収日に行われることが多いです。

ただ、大きなマンションやアパートでは、特定の収集日に限らず、常に一定の場所にゴミが出ていることがあります。

注意点としては、自身で犯人を追及することは危険ですので、必要に応じて専門家に依頼するなど、適切な方法で対応することが重要です。

5- ストーカーの証拠を確実に押さえる

ストーカーのゴミ漁りを止める専門的対応

探偵社はストーカー対策の強力なパートナーとして活躍します。専用の機材や熟練の技術で、犯人の特定や証拠収集が行えます。

  • 犯行の瞬間を捉える張り込み撮影
  • 尾行による犯人の動きの追跡・情報収集
  • 防犯カメラ映像の詳細な解析
  • 指紋からの犯人特定

ゴミ漁り被害は、探偵に依頼することで、時間帯を特定しやすく、効率的に証拠をつかむことが多いです。

調査の前に、以下の情報を整理して探偵社に提供すると、調査がスムーズに進むでしょう。

  • ゴミがなくなった/漁られた時期や日時
  • ゴミを出す習慣の曜日・時間帯
  • ゴミ出し時の周りの様子や目撃情報
  • 近隣での不審者の噂や情報
  • その他、ストーカーと疑われる行為の有無

ストーカー被害を実感すると、その行為がすでに激化している場面もあります。

対策として法律を活用し、ストーカー行為を完全に止めるには、単に我慢や無視では解決しづらい問題が多いのです。

自分だけでは手に負えないと感じたら

ゴミ漁りはストーカーにとっての情報収集手段です。

郵便物などを安全に処分し、目的の情報を掴ませないように注意しましょう。

ストーカー行為は突然エスカレートする恐れがあるので、常に注意を怠らないことが大切です。

予防策が効果を示さない場合、探偵社の力を借りて確実な証拠を手に入れ、警察への相談を考慮しましょう。

6- まとめ

ゴミ漁り:隠れた犯罪行為

ゴミ漁りは一見目立たない行為ですが、被害者にとっては非常に不快なものです。

犯人は巧妙に活動し、その行動を隠すことが多いのです。

そうした不正な行為に立ち向かうためには、探偵社の力を利用して、しっかりとした対策を講じることが大切です。

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