近年SNSの普及により、人と人とのつながりが複雑になったことで、ストーカー被害も多様化してきています。
ストーカー被害は長期化するほどエスカレートし、解決も難しくなるという特徴をもっており、早期解決が求められます。
自分の身に起こっても適切な対応ができなければ、被害が悪化する恐れもあり、慎重に対応する必要があります。この記事では、ストーカーへの正しい対処方法と身の守り方についてご紹介します。

ストーカー調査
2022年3月30日
ストーカー・付きまとい調査のご案内
ストーカーの定義とは?規制法の内容
ストーカー行為とは?
特定の人に対する一方的な恋愛感情、好意の感情、または感情が満たされなかったことに対する怨みの感情を満たそうとする目的で、被害者や家族等に、つきまとい等を繰り返す行為や、まちぶせ、押しかけや無言電話などをする行為を言います。
ストーカーの特徴として、異常なほどの執着心、支配欲に基づく行動で、なかなか歯止めが利かず、行動がエスカレートすることが挙げられます。被害が小さいうちにやめさせることが肝心です。
ストーカー規制法とは?
ストーカー行為をした者に警察署長等から警告を与えたり、警告に従わず悪質なケースは逮捕することで被害を受けている方を守る法律です。
規制の対象となるのは、次の行為です。
- つきまとい行為や待ち伏せ行為
- 名誉を害することを告げること
- 行動を監視していることを告げること
- 性的羞恥心の侵害
- 面会、交際の要求
- 汚物などの不快感や嫌悪感を与えるものを送付する
- 著しく乱暴な言動
- 無言電話や連続した電話(ファックス・メール等含む)
ストーカーの心理や思考とは?
把握しておくべきストーカーの心理や思考
ストーカー心理の特徴として、自分の好きな(あるいは嫌いな)思いを抑えられず、非常識な行為に出てしまい、常識や周囲の状況が見えなくなります。
とても大好きだった、あるいは信頼していた、注目して欲しかった、それなのに思いが満たされなかったために、激しい憎悪を持つという、非常に一方的な思いの強い傾向があります。
ストーカー行為を行っている人の思考は、前提として一般的な人とは違うということは理解しておきましょう。
- 執着心、嫉妬心が強い
- 思い込みや妄想が激しい
- 自分が否定されることを受け入れられない
例えば、交際を断られても、「本当は好きなのに照れてるだけだ」「他に邪魔をしている人物がいる」などと、互いに両思いであることを疑わずに執着してしまったり、また逆に、「自分のプライドが傷つけられた」などと逆恨みしてストーカー行為に及ぶケースもあります。
ストーカーは、正常な判断力を失った精神状態にあり、一般的な思考や常識では通用しません。まずは、そのことを念頭に置いて対処することが重要になります。
ストーカーをやめさせるための正しい対応方法
繰り返すストーカーをやめさせるための対応手順と注意点
第一段階▶︎拒否を示す。ただし細心の注意を払って!
ストーカーに対して、最初は断る、無視するなどの方法で「拒否」を示すことになりますが、この方法でストーカー行為をやめることはほとんどありません。
それどころか、場合によってはエスカレートさせてしまう可能性もあります。前述した通り、ストーカーは異常な心理状態にあるため、自分勝手な理屈や妄想で相手の拒否を受け入れることができないのです。
しかし、例え効果がなくても、次の対策ステップに進むまでは「拒否」するしかなく、また、警察に相談して立件するにも、被害者側がストーカーを拒否したという事実は必要不可欠になります。
拒否することは、ストーカーを刺激する恐れもあるため、以下のことに注意してください。
✔︎冷たい言葉を使わず誠実に対応する(感情的にならず、やめてほしいことを根気よく丁寧に伝える)
✔︎相手と1対1にならない(話し合う場合は、信頼できる立会い人を同席させる)
第二段階▶︎ストーカー行為の証拠を集める
拒否しても諦めないストーカーの場合は、示談や民事/刑事裁判で解決する必要が出てきます。そのためにも、拒否を示すことを続けながら、ストーカーの証拠となるものは全て残すようにします。
<証拠となるものの例>
✔︎通話記録(着信記録、録音記録など)
✔︎LINEやメールの履歴
✔︎SNSの書き込みのスクリーンショット
✔︎ストーカーから贈られた物(手紙や物)
✔︎被害の内容や日時の詳細な記録
第三段階▶︎警察、弁護士、探偵に相談する
ストーカーをやめさせるために、自分一人でできることは限られており、何より危険が伴うため、必ず専門機関に相談して協力を仰ぎます。
▼警察に相談する
警察では、ストーカー規制法に基づき、相手に刑事罰を与えることが出来る他、警告や禁止命令を出してもらうことが可能です。警察が介入することで、ストーカーは自分の行為が犯罪であると認識しやすくなり、実際に警察からの警告でやめるケースは多いです。
警察は確かな証拠がないと、なかなか動くことはできませんが、ストーカー対策や措置ついてのアドバイスをくれるので、被害の小さい段階から早めに相談に行くのがおすすめです。
▼弁護士に相談する
法律に精通する弁護士も、警察と同様に、ストーカーにことの重大さを認識させるインパクトがあります。
また、交渉のプロでもあるため、相手と話し合う際の立会い人や代理人として最も適しています。民事裁判だけでなく、ストーカー行為を早めにやめさせるために、弁護士に相談するのも選択肢の一つです。
▼ストーカー対策に強い探偵に相談する
探偵は、警察や弁護士のように、ストーカー行為をやめさせる直接的な働きかけはできませんが、警察や弁護士に相談に行く前の段階の「証拠集め」で非常に役に立ちます。ストーカー行為をやめさせるためには、まず相手とその素性を特定しなければなりません。
また、次のステップで警察や弁護士に相談するにも被害の証拠が必要になります。さらに、裁判ではその証拠の精度の高さも求められます。これらの特定の証拠集めを得意としているのが探偵です。
ストーカーをやめさせるための専門機関以外の相談先
信用できる人を前提に身近な協力者を確保
ストーカーをやめさせるために、自分一人で行動するのは危険です。身近に信用できる協力者を確保しておく必要があります。
1.家族に相談する
家族は最も親身になってくれる協力者です。一緒に住んでいる場合は特に家族にも被害が及ぶ可能性もあるため、早い段階で相談しておきましょう。
2.住まいの管理会社や大家さんに相談する
自宅周辺をうろついたり、ポストを漁る、ポストに投函されるなどの被害がある場合は、管理人が張り紙や監視カメラの対策をしてくれることがあります。
また管理人に予め話を通しておくと、有事の時の掲載への連携もスムーズになります。
3.友人や同僚に相談する
一人での行動を制限する意味で、友人や会社の同僚に協力者がいると安心です。しかし友人や同僚に協力してもらう場合は、少し慎重に選ばなければなりません。
特に、ストーカーと接点がある人に相談してしまうと、ストーカーに余計な情報を漏らしてしまうことになりかねないので注意が必要です。冷静な判断と行動がとれる、かつストーカーと接点がない人物がよいでしょう。
ストーカー被害を警察に解決してもらうには
ストーカー被害の解決には、警察の介入が必要不可欠
2000年に施行されたストーカー規制法により、警察が取り締まれるストーカー行為の幅も広がりました。ストーカー被害に対して、警察は次のように対応してくれます。
▶︎被害者へのアドバイス
▶︎周辺のパトロールを強化
▶︎ストーカーへの警告
▶︎ストーカーへの禁止命令
▶︎ストーカーの逮捕
しかしながら、警察に相談しても「犯人は誰なのか?」「証拠はあるのか?」など違法行為者の特定と違法行為が断定されないと、警察でも直接対応できないのが現状です。
被害届けを出しても、犯人が特定できない段階で警察ができるのは、被害予防のためのアドバイスやパトロール強化までで、具体的な捜査はできません。
また、ストーカーの証拠がないことには、捜査のために動くことができず逮捕にもつなげられません。
警察に解決してもらうためには、まずは自身が受けた被害について、可能な限り詳細に包み隠さず説明し、ストーカーの特定と証拠を集めることがとても重要になります。
ストーカーの特定や証拠を集める際は、探偵や弁護士を頼ることも有効な方法です。犯人を突き止めて、十分な証拠を揃えられれば、警察もすぐに対応してくれるでしょう。
ストーカーの被害を拡大させないためには、早めに警察に相談することをおすすめします。警察をうまく利用し、ストーカーから自分の身を守りましょう。
ストーカー調査を探偵に依頼するメリット
ストーカー犯人の身元を調べ、被害の証拠収集に役立つ
ストーカー被害に悩んでいる方の中には、「誰かにつけ回されているけど、相手の身元がわからず警察に相談できない」「自分がストーカーされるなんて心当たりがなくてどうしたらいいかわからない」という方が多くいらっしゃいます。
先に述べた通り、ストーカーの身元がわからない場合や、身元がわかっても積極的な捜査に乗り出せる程の被害の証明がない場合、警察もストーカーに対して直接的な働きかけはできません。
このような場合は探偵の出番です。
探偵のストーカー調査の主な内容
- ストーカーを尾行し身元を特定
- ストーカー被害の証拠を保全
- 尾行や張り込みを行ない、ストーカー行為の証拠写真を撮る
- 盗聴器や盗撮カメラが仕掛けられていないかチェックする
- 被害者の自宅に監視カメラを設置するなど、防犯の強化を行なう
探偵にこれらの調査を依頼することで、自身の身を守りながら、より強固な証拠を得ることができるため、よりスムーズに警察を動かし強い対処をしてもらえるようになります。
また、探偵調査で得た証拠は、民事で訴訟を起こすことを視野にいれたときにも、正式な証拠書類として有効になります。
ファミリー調査事務所では、いつでも無料相談を受け付けております。ストーカー対策に関するお悩みや、今のご自身に探偵が必要なのかなど、どんな疑問でも結構です。お気軽にご相談ください。
ストーカー対策で日頃から注意すべきこと
被害を抑えるために日頃から注意すべきこと
<その1> 一人での行動(外出)は控える
外出する際は、家族や知人に付き添ってもらうか、難しい場合はタクシーを使って移動するようにしましょう。また、外を歩く際は、なるべく人通りの多い道を選びます。
スマホを操作しながらの一人歩きは、周りへの注意が行き届かなくなるため危険です。常に周りに気をつけながら行動しましょう。
<その2>防犯ブザーやスマホを常時携帯する
何かあった時に、すぐに周りに助けを求められる状態にしておきましょう。防犯ブザーは量販店で数百円程度と気軽に入手できますし、警察に申し出れば借りることもできます。
<その3>自身の個人情報の取り扱いは慎重に
自宅の郵便物は実家など信用できる人へ転送するなどして、自宅に届かないようにするか、ポストに鍵をかけるようにしましょう。
また、個人情報が記載された書類をゴミに捨てる場合は、必ず裁断してから処分します。
SNSでは、自身の個人情報が特定される書き込みをしないことはもちろんのこと、時系列で行動パターンが読み取れる書き込みや、所在地が特定されるような写真の投稿にも注意が必要です。
ストーカー対策に関する無料相談窓口
ストーカー対策は早めの行動を!探偵の無料相談
ストーカーは簡単に諦めるものではありませんが、初期対応がとても大切です。比較的説得しやすい初期の段階から、相手を刺激しないように段階的に対処>していく必要があります。
ストーカー被害に一人で立ち向かうのは危険です。当事者同士の接触は、相手に誤解させたり逆上させるリスクがあるため、接触する際はかならず適切な第三者を挟んで対応することを忘れないでください。
ファミリー調査事務所の無料相談では、ストーカー調査の専門家が問題解決に向けてのアドバイスや、調査の手続き方法についてご案内を行なっております。
1度のご相談で解決しない場合は、複数回ご相談いただいて構いません。最善の解決策が見つかるまで何度でもご相談に応じます。
また、調査が必要かどうかわからない問題も、まずはお気軽にご相談ください。お悩みを打ち明けていただくことが、大きなトラブルへの発展を防ぎ、問題を解決する第一歩になるのです。
調査の流れ
1 お問合せ〜ご相談
まずはファミリー調査事務所にお電話をいただき、面談のご予約をお取りください。年中無休 24時間(TEL 0120-862-506)また、お電話によるご相談やお見積りも可能です。お電話で面談のご予約をいただく際に、ご相談内容の概要をお伝えください。

2 ご面談〜ご検討
お電話にてご予約いただいた日時に、事務所にお越しいただき、専門スタッフとの面談相談をお受けください。ご相談に関連する資料がございましたら面談時にご持参ください。探偵には守秘義務があるので、お話しいただいた内容が外部に漏れることはありません。ご予約いただいた後に、キャンセルの必要が生じた場合は、前日までにお電話にてご連絡ください。

3 ご依頼〜調査開始
面談によるご相談の後、調査をご依頼される場合、着手金・実費等の調査費用についてご説明のうえ、ご了解いただいた内容に基づいて委任契約書を取り交わします。調査委任契約書とは、ご依頼いただく探偵業務の内容、期間及び調査方法、調査結果報告の方法、資料の処分に関する事項、探偵業の委託に関する定めの他、探偵業務の対価などを明記した契約文書のことです。ご依頼者と受任者がそれぞれ1通ずつ、同一内容の原本を保有します。

4 ご報告〜アフターケア
証拠に自信!調査結果は報告書で報告します。写真の顔がはっきりと映っているなど、裁判になったときにもきちんと証拠として採用される報告書は高い評価をいただいております。調査後のサポートも充実しているので、専門家を紹介することも可能です。

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