近年、何かと話題の「ギャラ飲み」や「パパ活」。
中でも「ギャラ飲み」は、主に男性客が女性に対しギャラを支払った上で開催する飲み会を指します。
現在では、若い女性の副業としても注目され、定着しつつあります。
そして、2016年に日本で初めて登場したギャラ飲みマッチングアプリが「pato(パト)」です。
そして今やギャラ飲みだけで生計を立てている女性も存在します。
しかし、ギャラ飲みには危険が潜んでいることも事実。
危険なギャラ飲みには、一体どのような特徴があるのでしょうか。
今回は、「pato」に限らずギャラ飲みやパパ活に関するトラブルについて解説します。
執筆/監修者:山内 和也
2023年4月11日 更新
目次
1- patoの特徴
引用:pato
そもそもpato(パト)とはどんなシステムのアプリなのでしょうか。
事前にpatoの特徴を把握しておくことで、対策をした上で効果的な利用ができるでしょう。
patoの仕組みや、利用実態についてお伝えします。
合格率10%の選ばれた人だけがギャラ飲みできる
patoとは、飲み会などの場を盛り上げるためのキャストを求めている人とキャストをマッチングさせる「エンタメマッチングサービス」です。
キャストを呼んだ人がキャストに対してギャラを支払い、中にはギャラ飲みの収入によって生活したり月収1,400万円超を達成した女性もいます。
女性だけでなく、マジシャンやお笑い芸人などエンタメのスキルを持った男性も登録していることも。
しかし、patoのキャストに登録されるには、合格率10%の狭き門をくぐり抜けなくてはなりません。
この厳しい審査基準を設けることで、キャストのクオリティを担保しているのがpatoの特徴です。
個パト(コパト)とは
patoには「個パト(コパト)」と呼ばれるシステムがあります。
本来、同サービスを使う際には最低2人以上のキャストを呼ぶ必要があります。
ですが、気になるキャストと個別に合流できる機能があり、これが「個パト」です。
女性側は自分を呼ぶ金額(ポイント)を自分で設定でき、さらに22時以降は深夜料金として3割増しの報酬となっています。
更に運営側への手数料が2割ほどと低めであるため、ギャラ飲みだけで生計を立てる女性には必須の機能といえるでしょう。
女性キャストの実態
patoにて「個パト」と呼ばれる女性たちは、数をこなせばそれだけ収入が増えることから、接客中であっても構わずに次の男性客とのアポイントを取るケースもあります。
次のアポイント時間が被ってしまったとき、適当な言い訳をつけて早々に切り上げ次の客の元に向かうケースなどがあり、不評を買っています。
厳しい審査とは裏腹にその後のマナーや教育は行き届いているとは言い難く、女性キャストの質の低下を招いているといえます。
2- ギャラ飲みとは?
そもそも「ギャラ飲み」とは一体どんなものなのでしょうか。
ギャラ飲みの定義などについて知ることで、patoの実態についてもより深く理解することができます。
お金をもらって飲み会に参加すること
ギャラ飲みとは、参加することに対して報酬が支払われる飲み会を指す言葉です。
ギャラが発生するのは見た目が綺麗な女性が多く、女性と飲みたい男性が飲食代や交通費に加えて謝礼まで支払うケースがほとんどです。
また、女性側からすると無料ないしは謝礼付きでお酒が飲めるだけでなく、人脈作りのきっかけにもなります。
中にはお酒を飲まずにお茶や食事のみのギャラ飲みもあるため、お酒が弱くてもギャラ飲みは可能です。
ギャラ飲みとパパ活の違いは?
ギャラ飲みと比較されるものに、パパ活があります。
パパ活もギャラ飲み同様にお金をもらってご飯や飲み会を行なうため、似ている部分はあると言えます。
両者の特徴をまとめましたのでご確認ください。
- 報酬について…個人間のやり取りで決める
- 内容…食事・飲み・大人の関係
- 報酬について…アプリを経由して支払う
- 内容…食事・飲み
大きな違いとしては、報酬体系と内容でしょう。
パパ活は個人間のやり取りで報酬の取り決めや支払いまで行なうため、踏み倒しのリスクがあります。
しかし、ギャラ飲みはpatoなどのアプリ経由だと報酬関係のやり取りはすべてアプリ内で進行するため、踏み倒しの心配はないと言えます。
もし違反するユーザーがいてもアプリで足がつくため、トラブルにも対処しやすいです。
また、パパ活は肉体関係を求められる場合がありますが、ギャラ飲みは飲みだけなので肉体関係は条件に含まれません。
肉体関係を求められるのが嫌な人は、ギャラ飲みを行なう方がいいでしょう。
ギャラ飲みの相場は?
ギャラ飲みの報酬相場は飲み会1回ごとに約2~3万円、1日に2件をこなせば6万円ほどになります。
1件あたりの平均2時間とすれば、キャバクラやガールズバーなどの水商売よりも稼ぐ女性もいるほどです。
加えて、富裕層が主催する飲み会などの案件にあたれば、そのギャラは1件で10万円を超えることも。
高額案件をうまく捕まえることができれば、月収1000万円以上を達成することも可能といわれています。
3- 危ないギャラ飲みの特徴7選
しっかりと管理体制のあるpatoですが、それ以外にもSNS経由でのギャラ飲みも存在します。
しかし、SNS経由でのギャラ飲みは管理体制が存在しない故にトラブルの危険性が高いです。
危険なギャラ飲みの特徴を7つご紹介します。
金銭のやり取りが曖昧
金銭に関わる連絡が曖昧なままのギャラ飲みは、報酬踏み倒しの危険があります。
報酬関連の内容は、本当に支払う気があるならいち早く話を詰めるべきものです。
そこを曖昧にしたまま話を進めるのは、金銭に関する内容をはぐらかそうとする意思の表れと言えるでしょう。
こうした対応を取る主催者が開催するギャラ飲みには、参加しないほうが安全です。
開催場所や内容が非公開
開催場所や、飲み会の詳細な内容を明らかにしない場合も危険なギャラ飲みの可能性が。
ギャラ飲みもお店の雰囲気次第ではしっぽり飲むのか大騒ぎして飲むのか分かれる上に、内容に合わせた準備も求められます。
TPOに合わせた服装や持ち物を用意するためにも、事前に会の内容や場所の情報は必要です。
詳細が明らかにされないまま話が進んでいるギャラ飲みは、警戒した方がいいでしょう。
お手当の金額が異常に高額
ギャラ飲みの報酬相場は1回2~3万円ほどですが、それを超える高額な報酬を提示された場合には、一度冷静になった方がいいです。
確かに高い報酬は魅力的ですが、相手の実態がわからないままに話を鵜吞みにするのは危険が伴います。
高額な報酬を提示して場所に現れるように仕向け、向こうの術中にハメるパターンも。
正体のわからない相手から提示された高額報酬の話は、そのまま受け取らないようにしましょう。
ヤリモクの男性がほとんど
SNS経由でギャラ飲みを誘う人は、ほとんどが体目的の可能性が高いです。
patoなどのアプリ経由でギャラ飲みを誘う人は、足が付くため提示した範囲を超える内容のやり取りを行なう可能性は少ないでしょう。
しかし、SNS経由だと行方をくらませることも簡単なため、ギャラ飲みを逸脱した範囲の内容にまで及びがちです。
もし明かりの少ない個室で飲む流れになった場合は、体目的に移行する隙を狙っているかもしれません。
強いお酒ばかり飲ませてくる
強めのお酒ばかりを飲ませる人は、酔わせた隙に何か行おうと考えているかもしれません。
もしお酒がそこまで飲めないと伝えたのに強めのお酒が出てきた場合は、真摯なやり取りをする気がないと思っていいでしょう。
また、どうにか口車に乗せてお酒を飲ませようとしてくる人にも注意です。
お酒はあくまでその場を楽しく過ごすためのツールでしかないため、お酒を飲むことが目的になっている人には何か別の狙いがあるかもしれません。
SNSや匿名の募集で開かれている
SNSの匿名アカウントで募集されているギャラ飲みは、主催する人の正体がわからないため怪しいと言わざるを得ません。
patoなどのアプリでは顔写真を載せて募集をかけている人がほとんどで、プロフィールなどから情報を知ることも可能です。
ですが、写真もプロフィールもまったく掲載されていない人からは情報を知る手がかりがないため、会うまで実態がわかりません。
認識のミスマッチを防ぐためにも、自分の情報をちゃんと開示している人かどうかは確認しましょう。
自宅やホテルなど逃げられない状況で開催される
他の利用客がいるお店ではなく、自宅やホテルなどの密室でギャラ飲みを開催しようとしている人にも気を付けましょう。
密室では逃げ場がないだけでなく、何かあった時に助けを呼ぶことも難しいです。
むしろ助けをよびにくい環境に誘っている時点で、後ろめたい目的があると考えられます。
お店ではない環境に誘おうとする人には、警戒しておいた方がいいでしょう。
4- pato等でのギャラ飲みで危険を回避する方法7つ
ギャラ飲みはパパ活よりも安全な部分はありますが、それでも危険を伴う可能性は完全にないとは言えません。
ギャラ飲みで危険を回避するためには、どのような方法を取ればいいのでしょうか。
ギャラ飲みで安全を確保するための方法を7つご紹介します。
スマホは肌身離さず持っておく
もし緊急事態が起きた時にすぐ助けを呼べるように、スマホは手元から離さないようにして起きましょう。
最近では肩や首にかけられる紐がついたスマホケースも流行しているため、スマホを手放さないようにできます。
また、不審な点が出てきたらすぐ知人に連絡してみるなど、外に状況を伝えられるようにしておくのもいいでしょう。
ふとした時にスマホを触るのも今や当たり前なので、連絡を取り続けていても不審には思われません。
個室で開催されるギャラ飲みに行かない
もし事前に個室での開催だと伝えられた場合には、断ることで危険を回避できます。
その際に「ギャラを上げる」「来ないのはもったいない」など説得するような言葉もかけられるでしょう。
しかし、身の危険には代えられないため、引き止めがしつこくなればブロックするなどして連絡を断つのがおすすめです。
個人情報を簡単に伝えない
個人情報を少しでも伝えてしまうと、特定の危険が高まります。
もしギャラ飲みをする上で不都合になる事情がある場合、特定を避けるために会う相手には出来る限り個人情報は伝えないようにしましょう。
今後深入りすることはないと感じた相手の場合、適当な内容を伝えてやり過ごすのも手です。
女子一人のギャラ飲みに参加しない
もし参加人数を聞いた時に、複数人いる中で女性の参加者が自分だけだとわかった場合も参加しない方がいいでしょう。
周りにいるのがすべて男性だった場合、何かあった場合に味方となる人間がいない状況になります。
もし他に女性がいる場合は、代わりに助けを呼んでもらうことも可能です。
また、どうしても参加しないといけない場合は友達も一緒に呼ぶなども有効な対策になります。
開催場所を教えないギャラ飲みに参加しない
開催場所を事前に伝えられない場合も、不審に思った方がいいでしょう。
はっきり言って、開催場所を秘密にしておく合理的な理由はほぼありません。
事前に知られることに後ろめたさを感じるからこそ、開催場所を教えない可能性が高いです。
あらゆる場合において、事前情報の少ないギャラ飲みには参加しないのが吉と言えます。
危険な雰囲気を感じたらすぐに帰る
何よりも、怪しいと思った時点ですぐにその場を離れましょう。
被害が出てからでは手遅れなので、少しでも不審に思った場合は帰った方が安全です。
男性がやたらとガツガツしていたり、強制するような姿勢を感じたら危険信号といえます。
また、すぐ帰るほどではなくても怪しさを感じたら、patoなどのアプリ経由の場合は運営への通報もおすすめです。
目先のお金に踊らされず、安全性を重視することがギャラ飲みでは何よりも重要といえます。
実態調査を探偵に依頼する
もしギャラ飲み相手から被害を受けた場合、泣き寝入りしてしまっては受けた心の傷が癒えぬまま残り続けます。
また、第二第三の被害が生まれてしまう可能性も。
被害を受けた、もしくは被害を受ける前にギャラ飲み相手の実態を知りたい場合は探偵にご相談ください。
ギャラ飲み相手の実態を、調査のプロが明らかにします。
また、被害を受けた場合は少しでも情報があれば相手の特定が可能です。
訴えを出すための証拠集めも、徹底的に行ないます。
ギャラ飲みに関して、少しでも困ったことがあった場合は当探偵事務所にまでご相談ください。
5- 実態を調べるなら専門家に相談
危ないギャラ飲みを避けるには、その特徴を知っておくことが重要です。
ギャラが相場と比べて明らかに高い場合、何か裏があると疑っていいでしょう。
性接待のあっせんなどが真の目当てで、その口止め料として高額なギャラを設定しているケースもあります。
また、女の子を集めるために高額なギャラを提示し、実際にはギャラが支払われなかったという事例もあるため、主催者が個人のギャラ飲みも危険です。
ギャラ飲みアプリと違い、SNSなど個人が主催するギャラ飲みは身元がはっきりしない参加者が多く、レイプまがいの行為や薬物などがはびこる危険なギャラ飲みが行なわれていることもあります。
主催者はギャラ飲みを紹介してくれるだけで、その後のサポートもなくトラブルがあっても、対応してくれることはほぼありません。
それどころか、あっせんした人も参加男性とグルになって悪事を働いているケースもあります。
さらに、ギャラ飲みと思って参加したパーティーがネットワークビジネスの勧誘だったというケースも存在します。
困った時には、すぐに専門家に相談しましょう。
ファミリー調査事務所 お問い合わせフォーム
ご連絡をいただいたら24時間以内に返信いたします。
お急ぎの方は、こちらから折り返しお電話するので、お名前・電話番号の記入のみでけっこうです。