「まさか自分が…」と思っていても、霊感商法は日常に潜んでいます。
占い・パワーストーン・供養名目など、信じる心につけこむ巧妙な手口とは?
目次
霊感商法とは
ツボだけじゃない…広がる“霊感”ビジネス
「霊感商法」とは、見えない不安につけこみ、言葉たくみに高額商品を売りつける手口のことです。
これまで印鑑・数珠・壷・掛け軸などが代表的でしたが、今はブレスレット・スマホ壁紙・オンライン祈祷など、デジタル化・カジュアル化が進んでいます。
特に近年は、LINEやSNSでの勧誘から始まる被害が目立っており、「無料で占います」→「悪霊がついている」→「除霊には●万円」といった流れで契約に誘導されるケースが増加。
「信じたい」「救われたい」という気持ちを巧みに利用し、次第に金銭・精神的依存へと導いていくのがこの手口の特徴です。
「あれ?おかしいかも」と思ったら、それは“被害の入り口”かもしれません。不安なときは、まずご相談ください。
なぜスマホ経由が多いのか?
誰でもつながれるSNSの存在
LINE・Instagram・X(旧Twitter)などで「占い師」や「霊視」と名乗るアカウントが増加中。
DM(ダイレクトメッセージ)での接触が容易で、匿名性も高く警戒心が薄れやすいのが特徴です。
無料鑑定からの“ステップ勧誘”
「無料で占います」「あなたは特別」などと声をかけ、不安をあおりながら
「除霊には費用が必要」と高額契約へと誘導していく手口が目立ちます。
個人情報が漏れやすく依存しやすい環境
スマホは悩みを打ち明けやすく、感情的になりやすいツール。
長時間のやりとりで信頼関係を装い、依存状態に誘導するケースもあります。
孤独や不安に“寄り添う演出”が巧妙
「前世からの因縁」「あなたには使命がある」など、特別感を演出。
周囲に相談しにくい人ほど、こうした言葉に心を動かされやすくなります。
証拠が残りにくく足がつきにくい
LINEやSNSのやりとりは簡単に削除でき、通話履歴も消去可能。
海外アカウントや使い捨て連絡先で加害者の特定が困難になるケースも多いです。
📱 スマホ経由の霊感商法は、若者・高齢者・悩みを抱えた方がターゲットにされやすく、誰にでも起こり得る被害です。
よくある勧誘・被害例
①「無料で占います」から始まる勧誘
LINEやSNSで「特別な力があります」「無料で鑑定します」と接触し、占い後に「悪霊がついている」「除霊が必要」と高額請求をしてくるパターン。
②「ご先祖の因縁がある」と脅す
「あなたの運が悪いのは、先祖の因縁のせい」「供養しないと家族が不幸になる」など、不安をあおって高額な壷や掛け軸、供養費用を請求してくるケース。
③ 高齢者に電話で「守護霊が見えます」
固定電話などを使い、霊能力者を装って「霊視の結果、守護霊が泣いている」などと心を揺さぶり、高額な供養セットやサブスク除霊契約をさせる被害。
④「あなたは特別」と依存関係をつくる
「あなたは選ばれし人」などと特別扱いし、相談者の不安・孤独につけこみ、定期的な祈祷料や個人セッションを契約させ、金銭依存を深めていくケース。
⑤「スマホの待ち受け画像」で毎月課金
「開運画像を待ち受けにすると効果がある」といった勧誘から、月額数千円~数万円の“開運サブスク”へと誘導される被害も報告されています。
霊感商法に騙されないために、そして騙された後に
騙されないために|“不安”に支配されない心構えを
霊感商法は、「不安」や「孤独」に入り込むのが特徴です。日常に不安があっても、それをすぐに“霊の因縁”と結びつけるのは危険です。
「この壺を買えば救われる」「祈祷すれば家族が助かる」といった希望を見せながら、高額商品を売りつけてきます。
たとえ有名な占い師でも、エスカレートすれば洗脳や詐欺行為に変わるリスクがあります。
少しでも違和感を覚えたら、その人物や団体について身辺調査を行い、実態を確認するのも一つの選択肢です。
厄年・節目に注意|情報を悪用されるケースも
厄年や転機の時期は、気持ちが不安定になりがちです。神社や祈祷会を装い、個人情報を入手して接近してくるケースも確認されています。
スマホ経由でのスピリチュアル勧誘に注意し、占いに過度に依存しない意識を持つことが大切です。
騙されたあとに取るべき行動とは
「これは詐欺だったかもしれない」と気づいたとき、まずは冷静に支払いややりとりの履歴を整理しましょう。
自分では判断が難しい場合や、相手の身元・実態が不明なときは、探偵による特定調査をご検討ください。
被害を証拠として残し、必要に応じて警察・弁護士と連携できる調査が、次の一手となります。
霊感商法に狙われやすい人の傾向
- 悩みや不安を抱えている
- スピリチュアルな話を信じやすい
- 強く言われると断れない
- 人とのつながりに飢えている
- 「誰かに救ってほしい」と思っている
あやしい人物には、強い意志で「NO」と伝える勇気を。信じる前に、事実を確かめる行動が自分を守る力になります。
探偵ができること|“信じてしまった”その後の対応
1. 証拠の収集と記録化
霊感商法の被害は、証拠を残すことが解決への第一歩です。
探偵は以下のような記録を調査・整理できます:
- LINEやSNSでのやり取りの保存
- 通話・録音の記録
- 振込明細・支払い履歴
- やりとり現場での動画・写真撮影
証拠の“見える化”は、弁護士や警察への相談時にも有効です。
2. 勧誘者の素性や組織の実態調査
相手が本当に「占い師」なのか、「団体が存在するのか」は自力では確認が困難です。
探偵によって以下の情報を裏付けできます:
- 偽名や通称の裏にある本名や住所
- 霊感商法グループとの関係
- 団体の実在性や詐欺歴
3. 勧誘の再発を防ぐために
一度関わってしまうとネットワーク内で情報共有され、しつこく連絡が来るケースも。
張り込み・通信履歴の分析などで、行動パターンや関係者を特定します。
4. 警察・弁護士との連携支援
ご希望があれば、作成した報告書をもとに、警察や弁護士との連携もサポート。
「これは詐欺にあたるのか?」「被害届は出せるか?」という段階でもご相談ください。
「おかしい」と思った時点でご相談を。ご自身を守るための一歩です。
霊感商法に洗脳された方の救出方法
まず“事実”を見せることが最優先
洗脳されている人に「騙されている」と直接言っても、逆効果になりかねません。
感情ではなく、客観的な証拠と真実を伝えることが救出の第一歩です。
探偵ができる“見える化”の力
探偵調査では、以下のような証拠を収集・整理し、被害者の目を覚ます材料とします。
- 勧誘者の過去の詐欺歴・実態
- やり取りの録音・映像化
- グループが活動する場所の記録
「信じていた相手が嘘をついていた」と実感する瞬間が、脱洗脳のきっかけになります。
家族・友人がすべきこと
無理に否定せず、冷静に話を聞き、「あなたを心配している」というメッセージを伝えることが大切です。
少しずつでも信頼関係を回復し、調査結果を一緒に確認する時間を持つと効果的です。
外部の専門機関と連携する
状況によっては、精神科医・弁護士との連携や、警察への相談が必要になるケースもあります。
ファミリー調査事務所では、調査+法的・心理的サポートを総合的にご案内可能です。
大切な人を守るために、まずは“事実”を明らかにしましょう。
相談窓口のご案内
当事務所の無料相談では、霊感商法・洗脳・マインドコントロールなどに精通した調査員が、状況に応じた対処法をご提案いたします。
1回の相談で解決が難しい場合も、継続して対応いたしますのでご安心ください。
調査が必要か迷っている段階でも、まずはご相談ください。
「誰に相談していいか分からない」そのようなときこそ、私たち探偵にご連絡を。
調査料金について
霊感商法の被害は、精神的・経済的損失だけでなく、家族関係や人間関係にも深刻な影響を与えることがあります。
当事務所では、相手の素性調査・証拠収集・被害者の保護・同様被害者の洗い出しなど、さまざまな視点から調査を行います。
予算に応じた最適なプランをご提案し、明確な料金説明を行ったうえで調査に着手いたします。
弁護士による法的支援が必要な場合は、無料で紹介も可能です。
調査後も“ひとり”にはしません
調査結果が出た後も、ご家族を含めたアフターサポートを行っています。
心の傷を癒すためには、被害者だけでなくその周囲の安心も欠かせません。
必要に応じて、カウンセラー・法律家との連携、警察への提出資料の作成などもお手伝いします。
霊感商法や洗脳被害は、自分での判断では限界があります。早期に専門家に相談することで、被害拡大を防ぐことができます。
ご相談は、お問合せフォーム・電話・メール・LINEにて24時間(土日・祝日問わず)受け付けております。
探偵への相談こそが、最短で正確な解決へつながる第一歩です。

執筆/監修者:Kazuya Yamauchi2025年7月30日
探偵調査歴20年。国内外の潜入調査、信用に関する問題、迷惑行為、企業や個人生活での男女間のトラブルなど、多岐にわたる問題を解決してきました。豊富な経験と実績を基に、ウェブサイトの内容監修や執筆も行っています。