お店の常連客がある日突然ストーカーに変わることがあります。
この記事では、キャバクラの客がストーカーになった場合の効果的な対処法について詳しく解説します。
誰もが安心して楽しい時間を過ごせるように、どのように対処すればよいのか、具体的な手段と対策を知っておきましょう。
執筆/監修者:山内 和也2024年5月10日
探偵調査歴20年。国内外の潜入調査、信用に関する問題、迷惑行為、企業や個人生活での男女間のトラブルなど、多岐にわたる問題を解決してきました。豊富な経験と実績を基に、ウェブサイトの内容監修や執筆も行っています。
目次
1- キャバクラにおけるストーカー被害の実態
キャバクラにおいても、ストーカー被害は無視できない問題です。
ストーカー行為は多様であり、 SNSを通じた執拗な連絡、無理な要求、待ち伏せ、店外でのつきまといなどが挙げられます。
更に、キャバクラ独特の環境が、顧客がストーカー行為に走りやすい状況を生み出している場合もあります。
例えば、お酒の席での親密な会話が、一方的な愛情や依存を生むことがあります。
このような被害が生じると、キャバクラの店員は精神的にも大きなストレスを感じ、仕事に対する意欲を失ったり、最悪の場合職を辞めてしまうことも考えられます。
また、店舗の評判や売上にも影響を与える可能性があります。
2- ストーカーの特徴と警告サイン
ストーカー行為は個々で異なる特性を持つため一概には言えませんが、一般的に以下のような特徴や警告サインがあります。
特徴
被害者に対して過度な興味や関心を持つ。
被害者の行動や生活に対する過度な干渉。
被害者のプライバシーを侵害する行動(例:不必要な連絡、つきまとい等)。
自分の感情や欲望を優先し、他人の感情や意志を尊重しない。
正常な対人関係の築き方を理解していない可能性。
被害者に接触する機会を狙って計画的に行動する。
警告サイン
過度な連絡やメッセージが多い。
偶然を装い、頻繁に被害者の行く場所に現れる。
偶然を装い、頻繁に被害者の行く場所に現れる。
SNSでのストーキング、または個人情報の不正アクセス。
直接的な嫌がらせ(例:無言電話、悪口、噂の拡散)。
言葉や行動での明確な脅迫。
これらの警告サインに気付いた場合は、早めの対応と法的手段を検討することが重要です。
3- ストーカーの種類について
ストーカーにもさまざまなタイプがあるのをご存じでしょうか?
ストーカーとひとまとめするのは簡単ですが、ストーカーを始めてしまう要因はさまざまで、相手がどのタイプに分類されるかによっては危険度が変わります。
オーストラリアのストーカー研究の第一人者である、ポール・E・ミューレン医師は、4つのタイプに分類されるとしています。
親密追求型
相手に好意を抱いているだけでなく、相手と「相思相愛」になることを願うタイプです。相手の気持ちは関係なく一方的に自分の好意を押し付けます。
相手が自分の気持ちを拒否した場合、好意が憎しみに変わることがあります。
無資格型
人格障害など、精神疾患を患っているストーカー(サイコパスなど)が無資格型に分類されます。
自分の欲求を満たすためにストーキングに及び、犯罪行為に対して一切の罪悪感を抱いていないのが特徴で、相手は自分の欲求に応えるべきだと考えている身勝手なタイプです。
拒絶型
元交際相手・元配偶者などをストーキングするタイプ。相手から捨てられた、拒絶されたという意識からストーカーへと発展するので、顔見知りの人がなりやすいのが特徴です。
「執着心」「被害者意識」が主な心理背景にあり、傷害・殺人事件に発展してしまう危険性が一番高いタイプといえます。
増悪型
ほとんど知らない人や親しくない人に対し、恐怖や混乱させることを目的にストーキングするタイプです。日常のストレスや憤りから不満を爆発させてストーカー相手にぶつけます。
八つ当たり目的でストーカー行為を行なうため相手は無作為に選ばれます。また、他のタイプとセットになっている場合、攻撃性が高く凶悪事件を起こしやすいタイプです。
4- 自分自身で行うストーカー対策
最初の一歩は警察に相談
ストーカーに対する不安や疑念がある場合、まずは警察や専門の機関にご相談ください。
相談の際には、証拠や被害履歴をまとめたものを持参することが有益です。
警察では、被害の状況に応じて、緊急連絡体制の整備や定期的な見回りなど、多角的な支援があります。
- 最寄りの警察署
- 専用の警察相談電話(#9110)
- 女性専用の相談窓口(婦人相談所)
個人で行なえる防護策
- 防犯道具を携帯する
- 日常のルーチンを変える
- 単独での外出は極力避ける
- 被害状況を信頼できる人に知らせる
- 家の出入り口に二重ロックを施す
- 防犯カメラを設置する
- 緊急時はタクシーを使う
- エレベーター使用時には周囲を注意深く観察する
5- ストーカー調査の依頼事例
ご依頼者: | 20代女性、キャバクラ勤務 |
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ご依頼内容: | ストーカー調査 |
調査料金: | 300,000円 |
依頼の背景: |
1年前からお店に通ってくれている常連客からストーカーされています。 仕事を休んで自宅で過ごしていたときに、インターフォンが鳴り確認すると常連客が立っていました。 以前、家の近くまで送ってもらったときに自宅を調べて、住所を突き止めたんだと思います。 まさか自宅を知られていると思ってなかったので、怖くて居留守をしていると数分おきに着信が…。 メールで自宅にいないことを伝えると「真剣に話がしたい」「帰ってくるまで待っている」と多数の留守電が残されていて、自宅から出られない状態に。 怖すぎるのでお店のスタッフに連絡して、自宅の周りを確認してもらうと常連客の車が止まっていました! 男性が諦めて帰るまで、インターフォンと携帯は鳴り続けました。 その数日後、何事もなかったかのようにお店に遊びに来て、最近「冷たくなった」と愚痴を聞かされました。 アフターも断っていますが、営業後に何度も着信がかかってきます。 「お客さん以上には思えない」と伝えていますが、わたしの気持ちは無視で一方的に自分の要求を押してけてくる感じが普通じゃありません。 自宅を知られているので、お店を移籍しても意味がないし、毎日くる連絡に頭がおかしくなりそうです。 あの日から外出するのも怖くなり、精神的にも参っています。恐怖で夜も眠れず、食事もまともにとれません。 ここまできたら自分ではどうにもできないと思ったので、専門家の方に助けてほしくて依頼しました。 |
調査結果: |
調査を依頼してすぐに、常連客がストーカー行為を行なっている証拠が取れました。 この証拠を用いて警察に再度相談し、男性に対する警告がはいり店にも寄り付かなくなりました。 警察に何度も相談していましたが、職業柄なのか望むような対応をしてもらえず困っていたので、探偵さんに依頼して良かったです。 正直、あまり期待していなかったので、本当に感謝しています。 いまも外出は怖いですが、少しずつ元の生活を取り戻しつつあります。 |
6- ストーカー調査の概要
ストーカー調査って何?
ストーカー調査は、ある人物からのつきまといやストーカー行動を詳細に調査し、証拠を集め、場合によっては犯人を特定するためのプロフェッショナルな調査です。
具体的な調査手法は被害状況や解決の目的によって変わる場合があります。
費用の相場は?
ストーカー調査の費用は、案件ごとに変わるもので、事前に得られる情報量や被害の程度、必要な証拠、調査の期間や内容によって計算されます。
一般的には、100,000円~600,000円(税込)が相場とされています。
ファミリー調査事務所の料金について
残念ながら、不正な料金請求や高額な追加料金を請求する探偵社も存在します。
特に、「調査員の水増し」には注意が必要です。
しかし、ファミリー調査事務所の「安心コミコミパックプラン」では、基本料金に全ての諸経費が含まれているため、追加料金は一切発生しません。
ストーカー調査の相談窓口
「自分がストーカーのターゲットになるなんて信じられない」と感じる人も多いですが、実際には多くの人がこの恐ろしい状況に陥っています。
このような厄介な問題を自分一人で解決するのは非常に困難です。しかし、公的機関や専門の調査員の協力を得ることで、より効果的に問題を解決できる場合があります。
ストーカー被害に関する専門的な調査は、ファミリー調査事務所がお手伝いします。 他の探偵事務所で対応が難しいとされた案件でも、私たちは積極的に対応しますので何でもお気軽にご相談ください。
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