日本国内での失踪者数は毎年変動がありますが、警察庁の統計によれば、ここ数年では年間8万人前後の失踪人届が出されています。
この数には短期間で発見される人や、自ら戻ってくるケースも含まれています。
加えて、届け出がなされていないケースも含めると、年間10万人を超えているともいわれています。
また、「自ら命を絶つ者」の数は微減傾向が続いていたものの、コロナ禍の影響を受ける形で、令和2年以降は増加に転じ、年間2万人を超える水準となっています。
孤独感にさいなまれ精神的に追い込まれたり、失業などの経済的な理由で、死に場所を求めるように、家出や失踪する人が増えています。
ここでは、遺書(もしくは、自ら命を絶つ行為をほのめかすような行動・言動・メモなど)を残し失踪したケースについて、家族がとるべき対応を解説していきます。
目次
失踪が発覚した際は行方不明者届を提出
「警察は“民事不介入”が原則であり、家出人探しには消極的」と考えている人は多いのではないでしょうか。
しかしながら、遺書があったり、自ら命を絶つ行為をほのめかす言動がある場合、行方不明届(かつては「捜索願」といわれていました)を提出することにより「特異行方不明者」とされ、警察が積極的に捜索することになります。
「行方不明届」を出すときのポイント
「行方不明届」を届け出られるのは、行方不明者の保護者、配偶者、親族、監護者、福祉従事者、同居人、雇い主に限られ、届け出する際は警察署や交番に直接出向くことが必要です。
電話では受け付けてくれない点には注意が必要です。慌てて「110番」してしまいがちになりそうですが、結局は二度手間になります。
また、警察に届け出を出す際には、身分証と印鑑が必要となります。
探偵・調査会社に依頼するメリット
前出のように、行方不明者が、約2分半に1人のペースで届け出がなされている現象や現状の警察の規模を考えると、犯罪の捜査や事故の処理などの業務が多岐にわたり、自ずと行方不明事案にかけられる人員や時間に制約があります。
自力で捜索する方法もありますが、手法を間違えば、警察による捜索の妨げとなってしまう可能性の出てきます。
そこで、警察による届け出と並行して、「失踪人探し調査」の専門家である探偵・調査事務所へも依頼すれば、メリットが大きいといえるでしょう。
早期発見につながる情報は多いほど効果的
捜索のヒントとなる情報は多ければ多いほど早期発見につながります。
失踪人の写真はもちろん、携帯番号や残していった服や所持品も、捜索の大きなヒントになり得ます。
そして、警察への届出、探偵・調査会社に依頼に重要なことは、何よりも「スピード」といえます。
警視庁の調べによると、行方不明者の約6割は行方不明事案の1日以内に発見されているというデータもあり、早期に捜索を依頼する大切さを裏付けるといえます。
遠方で暮らす息子・娘の捜索も可能
離れて暮らすご子息(息子・娘)が、ショートメッセージやLINEで、自ら命を絶つ行為をほのめかすような言葉を残し、消息を絶った場合、親の近所の警察に届け出たとしても、所轄が違うため連絡や情報の共有に時間を要し、その間も事態が悪化している可能性もあります。
この場合、時間との勝負となるため、ためらわずに探偵・調査会社に依頼することが得策でしょう。
遺書を残していた場合は「時間との勝負」
遺書まで残して失踪した場合、本人はすでに「覚悟」を決めている可能性すらあります。また、うつ病などの精神疾患も抱えている場合もあるでしょう。
以上のことから、ご依頼者の側も即断即決で捜索を依頼する必要があり、探偵・調査会社も即日(当日)調査に対応した業者を選ぶ必要があります。
「再発防止」までサポート
このような行方不明事案の場合、他の失踪人探し調査と決定的に違うのは「探し出して終わり」ではないことです。
私たちの取り組みは、単に行方不明者を見つけ出すことに留まりません。
失踪先での生活環境や協力者の有無を確認し、さらに失踪の根本原因を解決するためのサポートも提供し問題解決を目指します。
遠く離れて暮らす家族を見守るサポートも
「遠方に暮らす家族(親・息子・娘)が心配」というケースでも、当事務所のサービス「ファミリーセキュリティ」にて、日常生活における生活全般のトラブルに対応いたします。
家族が失踪しても焦らず対象することが重要
もし突然、大切な家族が遺書を残して行方をくらましたら、誰しもがうろたえ、冷静さを失うでしょう。
そのうえで、コロナ禍によって人のつながりが希薄となり、人知れず孤独感を募らせているケースも多くなっています。
「いつ・誰が」いなくなっても不思議ではない世の中となっているといえます。だからこそ、“心の準備”だけは必要なのです。
“そのとき”が突然、自分に降りかかっても動揺しないよう、どう準備するかも、大切な人を失わないために重要なリスクヘッジとなるのです。
警察・探偵の“両面”での捜索を
身近な人が遺書を残して行方不明となるなど、考えたくもないことかもしれません。
しかし、「仮にそうなったら、どう動くべきか」考えることは、さまざまなトラブルに備えて、頭のなかでシミュレーションすることと似ています。
いずれも、“いつ訪れるかもわからない万が一のできごと”に備えることにつながります。
そして、身近な人が遺書を残して行方不明となった場合などの現実に直面したときは、失踪人探し調査の専門窓口を有するファミリー調査事務所にご相談ください。
失踪人探し調査の概要
失踪人探し調査は、失踪した人の行方や居場所を突き止める調査です。
家族が遺書を残して姿を消した場合などは、安否確認を最優先に進めます。
失踪の原因は、事件や事故、心の病、異性関係などさまざまです。原因に合わせた対応を取らないと、取り返しのつかない事態に陥る可能性もあります。
失踪先で事件や事故に巻き込まれた場合、初動が遅れることで生死を分けることさえあります。
調査では、失踪時の状況や残された情報を元に、調査員を投入した捜索、聞き込みによる情報収集、張り紙の掲示、尾行調査、張り込み調査、データ分析など、状況に合わせたあらゆる手段を講じます。
状況に応じた最適な手段を用いて、迅速かつ効果的な捜索活動を展開します。
準備する情報の種類とは
- 移動手段
- 失踪当時の服装
- 失踪した家族の写真
- 失踪当時の持ち物・所持金
- パソコンや携帯の検索履歴
- 失踪した日の情報(時間帯や様子など)
警察と探偵の違いは事件性にある
大きな違いとして、探偵の場合は「事件性が高い」「事件性が低い」などの内容に関係なく行動してくれる点ではないでしょうか。
警察に事件性が低い「一般家出人」と判断された場合は積極的な調査は行なわれませんが、探偵は行動するまでが早いので早期発見に期待できます。
当事務所は失踪人探し調査に特化した探偵事務所です。探偵は自分たちにはできないことも迅速に対応ししてくれるため、安心して任せることができます。
高い捜査力や独自の調査
ファミリー調査事務所は高い捜査力や独自の調査・ルートから、失踪人の居場所を探していきます。
残された情報や状況など精査し的確な調査を行なうことで発見率は高くなります。過去には、遺書に残されていた自殺の名所や山や林などの捜索を行なった実績もあります。
失踪の原因と状況に応じては、独自の調査(山岳・海難捜索調査、ドローン捜索調査)で居場所につながる情報収集を行ないます。
失踪人探し調査の費用について
ファミリー調査事務所では、ご依頼者一人ひとりの状況に寄り添い、最適な調査プランで失踪人探し調査を承っております。
基本料金は1時間8,300円からとなりますが、調査費用は、情報量や調査範囲、期間、調査員の人数、サポート内容などによって変動いたします。
これまで20時間から60時間の調査プランをご利用いただくケースが多く見られますが、過去の事例と全く同じ状況というのはあり得ません。
そのため、まずは現在に至るまでの経緯や状況を詳しく把握させていただくことを大切にしています。
お急ぎの場合でもご安心ください。当日調査や24時間体制での調査など、柔軟に対応いたします。
最短1時間からの調査も可能です。
また、ご予算が限られている場合は、その範囲内で最大限の効果が期待できる調査プランをご提案させていただきますので、お気軽にご相談ください。
なお、「成功報酬」をご希望の場合は、明確な成果基準を設定させていただいた上で、調査プランをご提案いたします。
諸経費込みの安心コミコミパックプラン
当事務所のコミコミパックプランは、基本料金に諸経費(交通費・車両代・燃料代等)も含まれています。
基本的に追加料金は一切かかりません。しかし、失踪人がホテル・旅館に宿泊していた場合、入場者しか利用できないエリアへの潜入が必要になるケースがあります。
このような場合、基本料金のほかに宿泊費や入場料などが別途かかります。事前に担当者と打ち合わせを行ない確認してください。
【失踪】遺書を発見した場合の相談
ファミリー調査事務所は、失踪人の捜索に特化した探偵事務所です。最短で当日のご面談が可能です。即日(当日)調査やご希望に沿った調査に迅速にご対応いたします。
当事務所は、失踪の再発防止に関するサポートも承っております。失踪人の捜索から問題解決するまでサポートいたしますのでご安心ください。
緊急時の判断ミスや間違った行動は、命に関わる危険もあります。家族の失踪は諦めずに探しましょう。大切な家族が帰れる場所を作ってあげてください。
失踪人探し調査のご相談は、お問合せフォーム・電話・メール・LINEにて、24時間(土日・祝日問わず)お受けしています。
他社などで断られた案件についても対応いたします。緊急性の高い方は、フリーダイヤルをご利用ください。
大切な家族が1日も早く見つかるように、元の生活を取り戻せるよう尽力いたします。

執筆者:篠原2024年11月25日
探偵調査歴10年。探偵調査歴15年以上の経験者の指導を受け下積み3年。問題解決してきた、数々の実績・経験を元に徹底的にわかりやすく執筆。
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