日本では年間約8万人ほどの失踪者が確認されており、その理由も多岐にわたります。
認知症患者の徘徊や精神疾患によるもの、家庭事情や犯罪に巻き込まれるなど多種多様です。
人の失踪には考えられるだけでいくつもの理由があり、その可能性を個人ですべて探るのは困難といえます。
どうしても失踪者の行方を突き止めたい方は、探偵など専門機関に調査を依頼するのも手です。
栃木県の失踪者探しの専門部署がある探偵会社・ファミリー調査事務所は、法に基づき探偵調査業務を行なっています。
長年培ったノウハウを活かして、失踪者の行方を明らかにします。
この記事では、栃木県内で失踪者を探す方法やその際のポイントについて解説していきます。
今現在、大切な人が失踪していて行方不明だという方にこそ、本記事を参考にしていただければと思います。
目次
栃木の人探し・行方不明事情
栃木県の人口は1,895,031人(2023年10月1日時点)で、全国的な傾向と同様に人口は年々減少し続けています。
県庁所在地の宇都宮市とその周辺都市(鹿沼市・真岡市)が県人口の約半数を占め、都市部および宇都宮線や東武線で東京に繋がる地区(小山市・佐野市・足利市)に若年層が集まっています。
一方で、県北部(大田原市・那須塩原市・那須烏山市・矢板市・さくら市など)の山間部では人口減少傾向が強まっている状況です。
高齢者率の上昇を背景に、75歳以上の後期高齢者を中心に、認知症あるいはその疑いがある失踪者が増加傾向にあります。
そのほかの要因
地理的要因として、都市圏と自然豊かな土地が共存する特性が、失踪者の捜索を困難にしている実情も存在します。
東京都の人の出入りも多い事から、都市部での若年層の失踪者については、犯罪に巻き込まれている可能性もあります。
また、県の多くに及ぶ山間部(奥羽山脈・那須地域・日光地域・足尾地域・尾瀬地域)などで、自殺・遭難の可能性も含めた失踪者が確認されています。
最近では全国的に熊の目撃数が増加しており、獣害を受ける可能性も上昇中です。
こうした背景から、失踪者が生死にかかわらず、繫華街や住宅密集地、山間部で発見される例が多いことが地域事情の一つといえます。
失踪者を捜索する前に
なぜ失踪したのか…その理由を知りたくても、失踪した本人がいないのでは確認しようがありません。
しかし、失踪がもしも意図的なものならば、「家にいたくない」「自分の居場所はここじゃない」と感じてしまったのかもしれません。
失踪者を探す際には、動機が衝動的か計画的かによって、捜索の方法や範囲に変化があります。
的確に失踪者の居場所を探し出すには、まずいなくなった状況の整理が必要です。
失踪の原因とは
失踪者がなぜ失踪するのか、代表的な原因を紹介します。
- いじめられている
- 愛人・恋人との失踪
- 借金の返済ができない
- 持病が原因で帰れない
- 会社・学校に行きたくない など
失踪者の発見場所
失踪者が発見されることの多い場所を把握することで、捜索範囲を絞り込むことが可能です。
- 公園
- 道の駅
- 自宅付近
- 宿泊施設
- 宗教施設
- 海外(空港)
- 知人宅や愛人宅
- 暴力団の事務所
- 住込可能な職場
- 大型商業施設内
- パチンコ店駐車場
- 高速道路パーキングエリア
- 24時間営業のネットカフェやファミレス
- 街や家出サイト上で声をかけてきた人の自宅
捜索願を出す
捜索願とは、失踪者の捜索を警察に届け出るための書類です。
捜索願は原則として、住所又は居所を管轄する警察署、行方不明となった場所を管轄する警察書でなければ出すことができません。
捜索願を出す理由として、自分や探偵が探す際に提示することで聞き込みや情報収集がスムーズにできるケースが多いためです。
事件性が高い、命に危険が及んでいる、一人では生活が不可能など警察が動かざるを得ない状況であれば、警察による捜索が行なわれることになります。
1.自分で行方不明者を探す具体的な方法
友人・知人・職場に聞き込み
自力で失踪人探しをする場合、失踪人の友人・知人・職場の人間は有力な情報源になります。
友人や知人は家族も知らない失踪人の特徴を知っていることがあり、その情報を基に家族だけでは掴めない手がかりを得られる可能性も。
また、職場での過ごし方は普段家族が目にすることはないため、知られざる事実に気付けるかもしれません。
失踪人探しの基本は「聞き込み」です。
普段家族には話さないことでも友人・知人には話していたりもするので、どのような話でも失踪人につながる手がかりだと思って聞き漏らさないようにしましょう。
インターネットの活用
インターネットで失踪人探しを行なう際、SNSだけではなく掲示板で情報を集めることができます。
「人探し専門の無料掲示板」がネット上には存在しますが、個人情報については自己責任扱いとなるので慎重に検討しましょう。
SNSでは、TwitterやYouTubeの「特定屋」による情報収集や、顔写真の拡散で発見されるケースがあります。
しかし、ネットの影響力によって発見した場合は、情報拡散によって今後の生活に多少影響があるかもしれません。
私物の整理(持っていった物)
突発的に家を飛び出したのか計画的な家出なのか、犯罪に巻き込まれた可能性があるのかなど、失踪の原因は持ち出したものによって調べることができます。
移動手段(徒歩・車・自転車など)の他、下記のようなものを持ち出していないかどうかも早急に確認しておきましょう。
- 所持金
- 金融情報(通帳・クレジットカードなど)
- 通信機器(携帯電話・パソコン・タブレット)
- 身分証明(運転免許・健康保険・パスポートなど)
- 質屋・古物商・リサイクルショップなどで換金できそうな品物 など
これらを調べた上で、警察に行方不明者届(旧捜索願)を届け出ます。
※2010(平成22)年の「行方不明者発見活動に関する規則」(平成21年国家公安委員会規則第13号)」の施行に合わせて用語が整理され、「家出人」は「行方不明者」に変更されました。
2.警察へ行方不明者届を出した時の捜索方法
公開捜査
事件に巻き込まれた可能性が高い失踪者や行方不明者を捜索する際、警察が捜査資料の一部を公表して民間人の協力を求める捜査を「公開捜査」と言います。
大量のビラを作成して配布して聞き込みをしたり、報道機関の協力を得て全国的に呼びかけられるので、より多くの者からの証言・証拠の提供が期待できます。
より多くの証言・証拠の提供が一刻も早く求められるような、相当事件性が高い場合に行なわれます。
※誘拐事件の場合、報道により被害者の生命に危険が及ぶ可能性を考慮して、メディアは事件の報道を控えます。
科学捜査
以前は「鑑識捜査」と言われていましたが、現在では「科学捜査」と呼ばれています。
下記のような証拠になる資料を、鑑識に回して科学的な専門調査を行ないます。
- 有力な遺留品
- 行方不明者の血痕 など
ただし、科学捜査を行なうのは失踪人が事件に巻き込まれた可能性が高く、生命に危険が迫っているときに限られます。
捜索願(行方不明者届)の出し方
捜索願は、対象者が行方不明となった時の住所又は居所を管轄する警察署、もしくは対象者が行方不明となった場所を管轄する警察署のどちらかに提出します。
捜索願の記入用紙を出す際は、失踪した日時や服装などできるだけ正確に記入してください。
栃木県警察本部 | 所在地:栃木県宇都宮市塙田1-1-20 |
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3.探偵による捜索方法
失踪人の捜索については、当探偵事務所にご依頼ください。
栃木県の隅々まで、永年培ったノウハウを活かして失踪者の捜索をいたします。
一般的な「ローラー作戦」や聞き込み調査はもちろん、「意図的な失踪」への調査にも対応できます。
ここでは、基本的な失踪者の捜索以外にできる調査内容をご紹介いたします。
関連人物の尾行・張込
失踪の原因特定や、失踪の原因と関係が深いとされる人物を選定し、尾行や張り込みによって行方に関する手がかりを探ります。
長年の経験を生かした探偵の調査は、ご依頼者が見落としていた細かい情報を集めて失踪者の居場所を割り出していきます。
特殊調査
探偵独自の「ネットワーク」を駆使した調査になります。
失踪場所(GPS)の特定やクレジットカードなどの使用履歴など、リアルタイムでほしい情報を入手し居場所を特定します。
また、特殊な失踪場所であっても、山岳の捜索やドローンを使った調査によって幅広く対応できます。
探偵社に依頼する場合、必ずしも「調査費用=発見率」ではなく「調査技術+情報量=発見率」となります。
そのため、調査の成功はいかに情報をうまく収集できるかにかかっています。
オンライン調査
インターネットを使って行方がわからない人を探すことができます。
SNSのアカウント特定や掲示板の書き込みチェック、ネットで情報の拡散や情報提供を求めて掲示板への書き込みなども行なえます。
SNSを利用した捜査方法や、ネットリサーチでSNSの更新した画像から居場所の特定が可能なので利用しましょう。
栃木の失踪者捜索調査料金
ファミリー調査事務所では、失踪者を早急に見つけることを最優先していただくために、探偵にしかできないこと、ご依頼者にしかできないことを明確にして、必要な分だけの調査費用を算出させていただきます。
また、事前に予算をお決めになっている方にも、その予算内でできる効果的な調査をご提案いたしますのでお気軽に申し付けください。
結果重視の成功報酬制度について
ファミリー調査事務所では、成果基準が明確なものを前提とした成功報酬での調査プランもご用意しております。
居場所が判明した場合、本人の写真撮影を行ない、ご依頼者に本人確認をして頂きますのでご安心ください。
また、難易度が高く、他社で高額な成功報酬を提案された方もお気軽にご相談ください。
栃木県失踪者の探偵調査事例
ご依頼者: | 51才/男性 会社員 栃木県足利市在住 |
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ご依頼内容: | 失踪者調査 |
ご依頼理由: |
妻が3日前からいなくなってしまい、家に戻ってきていません。 仕事から帰ってきたら家に誰もいなくて、書き置きもないまま家に戻らず、日に日に不安が増してきてしまっています。 LINEを送っても既読がつかず、もちろん電話にも出ませんが着信は入っていると思います。 家を出ていく原因にも個人的に心当たりがないため、どうにか見つけたいです。 |
調査レポート: |
ご依頼を受けて対象者の失踪当時の状況を確認したところ、お財布など生活に必要なもの以外にも、数日過ごせる分の衣服が無くなっていることがわかりました。 どこかに滞在する明確な目的があると読み取り、県内のホテルなどに聞き込みを行なうと同時に、目撃証言も収集。 その結果、宇都宮市内のホテルに対象者が入っていくのを見たという証言を入手しました。 張り込みの結果、男性と一緒にホテルに入る対象者を発見し接触。 どうやら不倫にともなう駆け落ちとのことで、調査後にご依頼者様は離婚が成立したそうです。 |
栃木県失踪者の探偵捜索相談
「失踪者について、探偵に相談したい!」というお問合せは、日々数多く頂いています。
しかし、その中でも自分に必要な調査の選び方や相談する内容がわからない方も実は結構多いのです。
まずは、今お持ちの情報で「自分では何ができるのか」「プロだと何ができるのか」を確認してください。
探偵に依頼しなくても発見できるケースもありますので、まずは無料相談を活用しましょう。
お悩みを打ち明けていただくことが、大きなトラブルへの発展を防ぎ、問題を解決する第一歩になるのです。
栃木県地域探偵出張相談・調査対応地域(tochigi area)
栃木県失踪人調査の満足度
当事務所の栃木県失踪人調査は、全国トップレベルの成功率を誇ります。
執筆/監修者:山内 和也2024年8月21日
探偵調査歴20年。国内外の潜入調査、信用に関する問題、迷惑行為、企業や個人生活での男女間のトラブルなど、多岐にわたる問題を解決してきました。豊富な経験と実績を基に、ウェブサイトの内容監修や執筆も行っています。