近隣トラブルは、放置すればするほど関係が悪化し、解決が難しくなります。
騒音問題やプライバシーの侵害など、様々な近隣トラブルに対して、探偵社へ相談することで、根本的な原因を明らかにし、適切な解決策を見つけることが可能です。
プロの手を借りて、安心できる住環境を取り戻しましょう。

執筆者:湯出2024年1月24日
ニッチな情報収集と潜入調査が得意。ポジティブな姿勢と忍耐力で問題解決に全力を注ぎます。
目次
トラブルの種類とは
近隣トラブルとはどのような問題があるのでしょうか。
もっとも多い近隣・隣人トラブルと言えば騒音に関する問題です。
騒音の原因である主が気にならない場合も、近隣住人からすればストレスになる場合があります。
たとえば、マンションで考えてみましょう。自分の住まいは2階でトラブルの相手は1階の住人と仮定します。
普通に歩いているだけなのに、「足音が大きくてトラブルに」ということがあります。
上記以外では、楽器演奏や音楽の音量、話声、子どもやペットの声などによるトラブルが該当します。
音を発している住人からすれば気にならないかもしれませんが、ダイレクトに音が聞こえる隣人には大きな精神的ダメージとなります。
戸建て住宅によくあるケースで、庭に植えている草木が隣の敷地へ侵入しているというような境界線に関連するトラブルがあります。
定期的にお手入れをしていればトラブルに発展することは少ないかもしれませんが、草木を放置すると結果的にトラブルのもとになってしまいます。
迷惑と感じても勝手に隣人の敷地内へ入り草木を切ることはできません。うまく付き合っていくためには大切な問題です。
マンションや戸建て全てにあてはまる事柄ですが、ゴミ収集に関してルールを守れずに好きなタイミングでゴミを出す住民もいます。このような日々の積み重ねが、トラブルの原因になります。
また、嫌がらせで他人の家の前にゴミを捨てたり、共有スペースに粗大ごみの不法投棄などのような問題行動はトラブルになりかねません。
世の中には理解しがたい人がたくさん存在しています。
たとえば、挨拶を無視されたり難癖をつけてきたりするケースがあります。理由がよくわからないのに、トラブルになるケースも頻繁に存在しています。
契約している月極駐車場のスペースに「自分の契約しているところに知らない人の車が停められている」というトラブルは少なくありません。
また戸建て住宅でも、駐車場の前に見知らぬ車が停車されているため、出入りできないということもあります。
トラブルの相談先はどこへ?
もし近隣・隣人トラブルに巻き込まれてしまった場合、どのような対応をしたらよいでしょうか。
マンションのような集合住宅の場合は管理会社が存在しています。
まずは管理会社に相談をして、どのような対処をすればいいのかを確認しましょう。
管理会社はたくさんの物件を管理しているため、このようなトラブル相談は珍しくありません。
戸建てにお住まいの場合は、最寄りの自治体に相談しましょう。
基本的には個人同士の隣人トラブルの場合でも、解決策を教えてくれる可能性があります。
どの地域の役所でも、生活課があります。
生活課では、近隣・隣人トラブルなどの問題について適切なアドバイスをしてくれます。インターネットで住んでいる地域のサイトを確認するのもよいでしょう。
トラブルによる犯罪や傷害は被害の内容によっては犯人を逮捕します。
事件性・緊急性が高い場合はかならず警察に通報しましょう。
近隣・隣人トラブルの原因がわからない、誰が何のためにやっているのかがわからないケースがあります。
そんなときには、調査のプロでもある探偵や調査会社へ相談しましょう。
探偵や調査員は、トラブルの原因や人物を確実に突き止め、内密に問題解決に導いてくれます。
怒りのまま犯人につめ寄らないこと
確実に言い合いになり傷害事件に発展してしまう可能性がありますので、怒りのままに犯人につめ寄ることをしてはいけません。
また、場合によっては今まで以上に嫌がらせをされるようになるため、イライラしていても犯人とは直接話さないようにしましょう。
ただし、相手に悪意がない、気づかないというようなトラブルの場合は、話をしてみてもいいでしょう。
問題に巻き込まれないための対策方法
トラブルに巻き込まれないために、事前に対策しておくことが大切です。
昔と違い、今は隣に誰が住んでいるのかわからない場合が多々あります。また、防犯上知らせないことも増えています。
なので、完全に知らない人同士になってしまうため、些細なことでもトラブルに発展してしまいます。
逆に、家族のような関係を作っておくことで、些細なことでも許してもらえる傾向にあるため、隣人と出くわした場合、挨拶は欠かさないことが大切でしょう。
近隣・隣人トラブルの原因は決して相手だけではありません。
もしかしたら、自分自身が発信源になってしまう可能性があります。
自分自身がトラブルの元にならないよう、普段から周りをよく見て考え、気遣いをしながら生活することが敵を作ることが抑えられます。
用意できる範囲で証拠は残しましょう
近隣・隣人トラブルでは、「言った言わない」などの攻防戦になる可能性があります。
事前にトラブルになっている原因の証拠を残しておくことで有利になり可能性があります。
たとえば、騒音や口論であれば録音をしたり、嫌がらせやゴミ出し、駐車問題は映像で残したりすることで完全な証拠となります。
秘密に録音や録画をすることは、「犯罪になるのでは?」と思いますが、盗聴そのものは犯罪ではありません。
また、防犯カメラなどの動画撮影も違法となると、個々の家や街中のいたるところに設置されているカメラも違法となるので犯罪ではありません。
引っ越しの初期段階でトラブルを避ける
近々引っ越しを予定している場合は、隣人トラブルに遭遇しないためにも担当している不動産屋さんや大家さんへ確認しましょう。
物件によっては、普通に生活していても騒音の元になってしまうことがあります。
とくにアパートやマンションの場合は、騒音が生まれやすい構造になっています。主な建物の構造として、木造や鉄骨、鉄筋コンクリート(RC造)などが該当します。
そのなかでも最も音が響くのが木造住宅や鉄骨造で、住人の歩く音も響く場合がありますので気を使って生活をする必要があります。
鉄筋コンクリートはかなり頑丈で音は響きにくいですが、その分家賃は割高な傾向です。
また、築年数が古くなればなるほど音が響きやすい可能性があります。
物件選びは難しいですが、決して見栄えや環境だけに目を向けずに、近隣・隣人への配慮も考慮するようにしましょう。
既存物件に住む場合、念のために過去に退去した人の理由を不動産業者に質問することがよいでしょう。
トラブルに関しては、できるだけ詳細に教えてもらうとより安心です。原因がはっきり分かれば、安心して引越しできるのではないでしょうか。
住人の質は共有スペースに表れます。
共有スペースが使用方法が汚かったり荒れている場合は、周りのことを考えられない住人が多いと予想できるため、共有スペースの管理が行き届いていないような物件はトラブルに巻き込まれる可能性があります。
また、各部屋にあるベランダは共有スペースなのです。節度ある利用を意識して使用しましょう。またベランダでの喫煙も隣人へ迷惑行為になりますので気を付けましょう。
木造や鉄骨造の物件は、予想以上に周囲に音が響き渡ります。
自分でペットを飼ったり、楽器を演奏したり楽しいかもしれませんが、逆にの立場になると音が漏れ聞こえて攻撃的な刺激になり強力なストレスを感じます。
特に楽器演奏可能物件でも演奏するときは時間帯に注意しましょう。
騒音が夜間や早朝に発生すると、不眠や体調に不調が表れてしまう可能性もあるため、この場合は管理人さんや管理会社へ早急に相談しましょう。
今はプライバシーの問題もあり、むやみに近隣・隣人へのご挨拶をしなくなりました。
しかし、逆を言えば、近くにどんな人が住んでいるのかを知らないまま過ごすこととなります。もし、トラブルを避けたいとお考えであれば引越し時にはしっかり挨拶をしておくべきと言えます。
マンションの場合は、隣だけではなく上下の階の住人にご挨拶を行なえば安心です。
ただし、引っ越し時のご挨拶を控えたほうがよい例もあり、女性一人暮らしの場合は防犯面を考慮して控えることをおすすめします。
引っ越し後は、常日頃も共有部分で近隣住民へお会いしたらご挨拶しましょう。