結婚相談所の役割は、会員を成婚に導くための婚活サポートを行なうことです。
しかし、一部で悪徳商法する結婚相談所が存在しているのも無視することはできません。
本記事では、横行する結婚相談所での悪徳商法のからくりと実態と予防対策について、ご紹介しています。

執筆者:吉田2025年6月10日
男女トラブルカウンセリング歴10年以上。男女トラブルの問題解決を得意とする。調査も多数兼任・実績あり。依頼者に寄り添ったサポートが定評。
目次
結婚相談所の安全性について

結婚相談所は、結婚したい人のために、お相手探しや婚活サポートを提供するサービスです。
結婚相談所での婚活には、次のようなメリットがあります。
- 安全性が高い
- 多様な検索方法
- 婚活の専門家の手厚いサポートが受けられる
- 真剣な出会いが期待できる
- いつでも悩みや問題の解決のための相談にのってもらえる etc…
結婚相談所が向いている人のタイプ
💖 結婚相談所が向いている人
- 真剣に結婚したい人
- 自分だけで相手を探すのが苦手な人
- 婚活に客観的視点からアドバイスが欲しい人
- 安全に婚活したい人
- 忙しくて出会いを探す時間がない人
結婚相談所の悪徳商法とは
結婚相談所のサポート業務に関しては、システムや運営側のサービス方針によって多岐に渡ります。
結婚相談所によって、サービス内容から料金まで独自で設定できるため利用者は幅広い選択が可能です。
そんななかで横行している結婚相談所の悪徳商法についてご紹介します。
結婚相談所の悪徳商法の種類
以下の悪徳商法は、実際に一部の結婚相談所で横行しています。
- ぼったくり型
- 某英会話スクール方式
- サクラ方式
- 実績や会員のデータの捏造
- 入会強制型
入会時に実際にはない魅力的なサービス内容を並べ立てて、誘い文句で巧みに勧誘し、高額な入会費や月会費を支払わせる。
入会後も、オプションなど追加料金を頻繁に請求してくる割に、期待していたようなサービスとはかけ離れており、経営側が私利私欲に走っている。
入会時に1年分一括で支払うシステムになっている。実際には入会時に聞いていた手厚いサービスが全く提供してもらえず、全く成果が得られなくてもスタッフから特に何もフォローがなくバックアップ体制が不十分。
放置された挙句、泣く泣く止める会員が多く、かつて問題になった某英会話スクールのような不当な料金システム
なかなかお見合いが組めない会員が退会の申し出をするたびに、サクラの会員を使ってお見合いをセッティングするなどして、退会を阻止する。
サクラとは知らない会員は、条件の良い相手とのお見合いに退会をすることを考え直すが、偽装お見合いなので当然ながら交際に発展することはない
ホームページや広告に誇張したサービス内容を記載したり、勧誘する際に自社の実績をアピールするために成婚率を水増ししたり、実際には在籍していない会員や捏造した高条件の会員のデータを餌に入会させる。
入会後は、事実と異なるサービス内容であることが発覚するが、運営側にシステム変更や会員に入れ替わりがあったなどと言い訳をされ誤魔化される。
説明を聞きに来た会員が入会を躊躇すると、強い口調で入会を勧めたり、「このままじゃ一生結婚は無理」だと根拠のない脅し文句を言って入会を強要してくる。
半ば強制的に入会させた会員から、後々クーリングオフ申しで会った場合も言葉巧みに、上手い半紙をしてクーリング期間内の解約を阻止する。
以上の悪徳商法において共通して言えることは、結婚を切実に望んでいる会員の期待に、本気で応えようという最初からないところです。
好条件な結婚を餌に高額な費用を要求し、収益を上げることを最優先にした経営体制であると考えられます。
なぜ悪徳商法が存在するのか
結婚相談所のような市場では、商品の売買ではなく情報を提供するサービスであるため、成婚という結果を出せなくても、大量に売れ残っても、在庫を抱え損益を被るリスクや心配がありません。
本来、結婚相談所の利益は成果を出してこその成功報酬であるべきなのに対し、成果を出すことを疎かにし、悪徳業者は情報を提供しているだけで手っ取り早く収益を得ようと目論みます。
また、結婚相談業は誰でも許可なく無資格で始められるため、そこにつけ込んで私利私欲を目的とした開業する悪徳業者が集まりやすいのです。
- 悪徳業者が参入しやすいビジネス構成
- 無資格、無許可で開業している業者が紛れ込んでいる
- 悪質な業者とそうでない業者の見分けがつきにくい
- 誇大広告やデータの捏造が見逃されている
- 成果に対する報酬価値(金額)の基準が一般的に曖昧な点
- 結婚という成果を出さなくても収益が得られてしまう
結婚相談所選びに失敗した体験談
現在婚活されている男性の体験談をご紹介します。(ご本人の承諾の元一部内容を変更して掲載しています。)
以前、某結婚相談所に入会していました。
「入会すれば絶対に結婚できる!」という力説に押され、高額な入会金と半年分の月会費を、その場で振り込みました。
しかし、入会した後の相談所の対応やフォローは杜撰そのものでした。期待していた活動できず、面談を申し込むと露骨に嫌そうな顔をされました。
ここはもうダメだなと思い退会の意思を伝えると急に親切になり、社長まで顔を出してきてて「ここまでやったのに勿体ない、もう後がないよ」と半ば脅すように引き止められました。
半年間在籍しましたが、お見合い回数はたったの3回で成果はなし。「あなたの頑張りが足りない、運がないだけ」なんて何とでも言い訳できるのが結婚相談所なのだと思いました。
本来の結婚相談所の役目を果たしていない
男性は結婚できなかったのが、結婚祖相談所だけにあるとは言っていません。
自分自身に何か欠けていることを補い、相手から選ばれるために頑張ろうとされている謙虚な方です。
彼はだからこそ結婚相談所を利用したのです。
そんな男性の気持ちを踏みにじるような悪徳業者は、もはや結婚相談所と名乗る資格はありません。
結婚相談所を見極めるポイント
結婚相談所を選ぶ際には、以下のポイントに注目しておくことをお勧めします。
透明性と信頼性
入会する際に料金やシステムなどを事前に詳しく説明してくれる結婚相談所を選ぶことが重要です。特に料金に関しては初期費用、月会費、成婚料だけでなく、追加料金や違約金の有無についても、明確に確認しておきましょう。
契約書にしっかりと目を通し、不明点や不安点は事前に解消することがトラブルを回避することへつながります。
カウンセラーのサポートの質
結婚相談所としての機能をよく調べておくようにしましょう。カウンセラーの経験値やスキルはもちろん、頼りがいのある人柄かどうか、定期的なカウンセリングが提供されているかしっかり確認するようにします。
そのうえで料金とサービス内容が見合っているかを意識することが大切です。
会員の質や人数
お見合いしたいと思う会員在籍しているか、対象となる年齢層や地域、性別などのバランスを確認。会員数は適度にいるかどうか、最低でも5,000人以上在籍しているシステムを導入している相談所を選びましょう。
多すぎでて、ひとり1人へのサポートが行き届かない、親身になってもらえない可能性があるので、適度な人数がお勧めです。
成婚実績及び会社の実績
面談時に成婚率や過去の成功事例をしっかりと確認しておくようにしましょう。
実績が高いほど信頼性が高いと言えます。
ただし、成婚率の算出方法が各相談所で異なったり、曖昧な場合もあるので業界での評判や顧客満足度なども併せて調べておくことをお勧めします。
体制の柔軟性と安全性
会員一人一人の個別の要望に対して柔軟な対応が期待できるかが大きなポイントになります。
活動するなかで男女間トラブルが起きることもあります。
そのような不安や心配に対して、相談に対応し適切な対処とフォローをしれる体制、解決へと導く体制があることで会員は安心して活動に集中できます。
また、個人情報の取り扱いに関して、厳重な管理がされているかどうかは重要です。
多くの結婚相談所では初回の無料相談を提供しているので、まずはそれを利用して雰囲気や対応を要チェックしましょう。
結婚相談所のサービスやシステムの基本は、共通する部分が多いですが、いかに個別に向き合ったサポートをしてくれるか、結果にコミットしているかに焦点を当て自分に合った結婚相談所を選ぶことが重要です。
良い結婚カウンセラーとは?
結婚相談所での婚活に欠かせないのが、カウンセラーの存在です。
円滑に快適に婚活が進めるには、担当カウンセラーの手腕と人柄次第とも言われています。
結婚相談所に入会すれば、結婚は約束されているわけではなく、本人の結婚への強い気持ちをカウンセラーがバックアップし、行動することで成果を出せるのです。
その成果が出るまで、ストレスなくモチベーションを保って頑張れるかは、相談に乗ってくれたり適切なアドバイスをくれるカウンセラーの存在が大きいと思います。
トラブルにも寄り添ってくれるカウンセラー
そもそも結婚相談所を介して出会うとはいえ、見ず知らずの異性であることに間違いありません。
距離を縮めた後で、相手何らかの問題があることが発覚するケースもあります。
過去に、私が結婚相談業界の裏話として聞いたことがある、会員の問題行動を挙げます。
- 振られた腹いせに嫌がらせをしてくる
- 相手の名誉を傷つける発言をする
- 嘘ばかりつく
- 遊び目的で結婚する気がない
- お金を貸したのに返してくれない
このような悪質な会員と遭遇してしまうことはめったにありませんが、運悪くトラブルに巻き込まれないとは限りません。
そんなとき、解決に向けて迅速かつ丁重に対処してくれるカウンセラーと結婚相談所を選ぶことが重要です。
安心に婚活するための調査サポート

結婚相談所は入会時に、本人確認や各種証明書の提出などが求められているので、安心な出会いを提供してくれますが、過去や普段の素行に問題がないという保証はありません。
本人が意図的に隠しているケースもありうるからです。
結婚後に発覚し夫婦間トラブルになっても、一般的な結婚相談所は結婚を目的としたサービスですから、当然、結婚後のことには関与してもらえません。
結婚前の信用調査
ファミリー調査事務所の直営の結婚相談所では、オプションとして以下のような情報の事実確認のための調査サポートがあります。
気になる項目がございましたら、専門家への無料相談をご活用ください。
- 本人や親族についての身辺調査
- 職場での評価
- 過去から現在までの経歴
- 異性を含む交友関係
- 病歴または持病
- 宗教など
結婚相談所の落とし穴
結婚相談所に登録する際には、主に以下の情報が必要になります。
登録する情報には、正確なものを入力することが重要で、虚偽の情報を入力すると「トラブル」につながる可能性があります。
しかし、あくまでも本人の自己申告なので、偽りの情報を申告する人も!(※結婚相談所によっては、独身証明書を確認する所もあります。)
また、結婚相談所には「サクラ」が紛れていたり、登録数を増やすために知り合いに協力してもらっている結婚相談所も。
結婚相談所に対する調査
登録している結婚相談所や関係者に対する調査を行ないます。
サクラの有無、口コミ、所在地、代表者(カウンセラー)に関する情報をお調べすることができます。
結婚相談所の対応に不満や違和感を感じている方にご利用いただいています。
マッチングした相手に対する調査
先程の説明と重複してしまう部分もございますが、結婚相談所に登録している情報は自己申告で、結婚相談所が一人ひとりの身辺調査を行なうことはありません。
調査サポートでは、登録している情報に偽りがないか、相手の普段の様子や行ないを客観的に調べることが可能です。
また、相手に接触して、直接「本音」を聞き出す本音調査にも対応しています。
結婚相談所の紹介で、どれだけ安全性の高い相手でも、相手の全てを知ることは不可能に限りなく近いでしょう。
また、「〇月〇日までに調査結果が欲しい」「調査を早急に進めてほしい」など、可能な限り対応いたしますのでお申し付けください。
別れの真相も調べられます
探偵の縁むすびサポートでは、結婚を考えていた相手から別れを告げられた場合、振られた理由や原因を調べることができます。
通常の結婚相談所では、マッチングや出会いの場を提供するのみで、別れた相手とのフォローはありません。
また、交際を終了したいと思う場合、会員に代わりカウンセラーが速やかに相手に伝えることが義務づけられています。
別れを告げられた人は、なぜ振られたのか、なにがダメだったのか、その原因や理由を教えてもらえない(連絡手段を絶たれる)ことがほとんどです。
たとえカウンセラーに確認してもらえたとしても、それが相手の本音かどうか確信することはできません。
別れに納得できないまま、次の恋愛や結婚に前向きに取り組むことは難しいでしょう。過去には、調査をした結果、ご依頼者に非がなかったケース(相手の浮気、両親の反対など)もありました。
別れが納得できない、理由が知りたい、聞いても教えてもらえずモヤモヤしている方はご相談ください。探偵の縁むすびサポートで解決できます。
探偵の縁結び 婚活相談フォーム
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