「どんな心理で浮気しているの?」
「慰謝料はもらえるの?」
パートナーが複数人と浮気しているケースは珍しく、どう対処すべきか迷う方も多いでしょう。
そこで本記事ではパートナーが複数人と浮気していた場合の対処法や、慰謝料、浮気の心理など網羅的にまとめました。
複数人と浮気していた時に理解しておきたいポイントをすべて解説しているので、ぜひ参考にしてください。
正しく対処をして、損をすることのないようにしましょう。
目次
パートナーが複数人と浮気していた場合どうなる?
まずはパートナーが複数人と浮気していた場合にどうなるのか解説していきます。
落ち着いて現状を把握して、これからするべきことを考えましょう。
浮気相手の複数人から慰謝料請求できる
浮気された場合の対応は、主に次の4つに分けられます。
- パートナーを許し結婚生活を続ける
- パートナーを許し結婚生活を続け、浮気相手には慰謝料請求する
- パートナーと離婚する
- パートナーと離婚し、パートナーと浮気相手に慰謝料請求する
端的にいえば「離婚をするか否か」「慰謝料請求するか否か」それぞれを決めます。
また、慰謝料を請求する相手は「浮気相手」か「パートナー」か、もしくはその両方なのかを決めます。
複数人と浮気していた場合も基本的には同様の対応となりますが、さらにそれぞれの浮気相手に慰謝料を請求することが可能です。
どのような場合に慰謝料請求する?
浮気(不貞行為)が事実で証拠もあるなら不法行為となるため、基本的に慰謝料の請求は誰でも可能です。
慰謝料とは、不法行為によって精神的苦痛を受けた際に、その苦しみを和らげる目的で請求できる賠償金です。
そのため「慰謝料請求をして少しでもお金を得て心の傷を癒したい」という気持ちがある場合は慰謝料請求をしましょう。
結婚していない場合は慰謝料請求できない
慰謝料請求が認められるのは、法律上の「不貞行為」があった場合に限られます。
この不貞行為とは、配偶者がいるにもかかわらず、第三者と肉体関係を持つことを指します。
つまり、同棲中や恋人関係であっても、法律上の婚姻関係がなければ不貞行為とは見なされません。
ただし、婚約していたり事実婚をしていたりする場合は、法律上の婚姻関係がなくても慰謝料請求が認められるケースがあります。
請求の可否を判断するには、状況を整理したうえで専門家の意見を聞くことが確実です。
「結婚していないけど事実婚だと思う」という場合は、一度弁護士に相談してみましょう。
複数人の浮気相手に慰謝料請求をする際の注意点
複数人の浮気相手に慰謝料請求する場合は、一般的な浮気とは性質が多少異なります。
そのため、思わぬ手間がかかったり、勘違いによって慰謝料請求できなかったりする場合も考えられます。
以下の注意点を参考に、今後に備えましょう。
複数人に請求をしても慰謝料総額が増えるとは限らない
慰謝料は「被害者が受けた精神的損害」に対して支払われるものであり、相手の人数によって自動的に金額が増えるわけではありません。
たとえば、一般的な浮気の慰謝料が100万円だとして、5人と浮気しても、総額が500万円にはならないというわけです。
そのため、複数人に慰謝料請求するべきかは、証拠を集める手間を考慮しながら慎重に考えましょう。
それぞれが浮気した証拠が必要になる
複数の相手に慰謝料請求を行うには、それぞれの相手に不貞行為を裏付ける証拠が必要です。
一人に対して証拠があっても、他の相手に関しては証拠がなければ請求は認められません。
- ラブホテルの出入り写真
- 肉体関係を認める音声・動画
- 肉体関係を示唆するSNS・LINE・メールなどのやりとり
証拠が不十分なまま請求すると、相手側から否認され、名誉毀損などの反論を受けるリスクもあります。
浮気の証拠というのは1人でも集めるのが大変なので、複数人の証拠を集めるとなると自力では無理があります。
対象別に報告書をまとめてくれる探偵への依頼も検討しましょう。
複雑化しやすいため弁護士へ依頼しないと対応が難しい
複数人を相手に慰謝料請求を行う場合、相手ごとに証拠の整理や請求額の調整が必要になり、判断が難しくなります。
交渉相手が複数になると、言い分の違いや主張の衝突が起きやすく、対応に時間と労力を要するケースも多いです。
また、相手側から反論や反訴を受ける可能性も想定しておく必要があります。
このような事情から、複数人に対して請求を行う際には、法的知識をもとに適切な対応ができる弁護士の力が不可欠です。
「弁護士なしで解決したい」と考えている場合は、長期にわたって労力や手間がかかることは覚悟しておきましょう。
パートナーが複数人と浮気したときに覚えておきたいポイント
パートナーが複数人と浮気をしたからといって、直ちに慰謝料請求や離婚をするのが正解とは限りません。
以下に慰謝料請求や離婚をする前に、覚えておきたいポイントをまとめたので、チェックしておきましょう。
複数人と浮気をする心理
複数人と浮気をする人に考えられる心理は以下の通りです。
- 性的欲求や好奇心を満たしたい
- 優越感や自信を得たいという承認欲求が強い
- 浮気を「遊び」や「ストレス発散」として認識している
- 寂しさや孤独感を他者との関係で埋めようとする
- 感情面でのつながりや満たされなさがある
- 自己肯定感が低く複数の相手に求められることで価値を感じたい
- パートナーに対する不満を他の相手で補おうとする
パートナーに対して愛情がなくなっている場合もあれば、愛情がありながらも別の要因で浮気をしてしまう場合もあります。
浮気に至る心理は人によって大きく異なるため、慰謝料請求や離婚をする前に話し合いをすることも大事です。
勢いのまま離婚をしたことで、後悔する可能性も考えられるので、相手の心理も考えて、落ち着いた話し合いができないか模索してみましょう。
浮気相手の傾向
複数人との浮気において、相手の属性や関係性には一定の傾向があります。
- 風俗関係の相手
- マッチングアプリやSNS経由で知り合った相手
- 職場関係や取引先などの相手
複数人と浮気している場合、1人1人とそこまで深い関係性にはなれません。
そのため、場合によっては浮気相手が実は風俗関係者や、マッチングアプリやSNS経由で知り合った一夜限りの相手の可能性もあります。
もし浮気相手が風俗関係者なら慰謝料請求は原則としてできません。
また、一夜限りの相手に関しても、既婚者であることをパートナーが隠していた場合は慰謝料請求は難しいです。
このように、複数人と浮気をしていた場合、そのすべての人が慰謝料請求できる対象とは限らないことは事前に理解しておきましょう。
正しい証拠の集め方
慰謝料請求や法的手続きにおいては、証拠の有効性が結果を左右します。
法的に有効とされる証拠には、浮気相手との肉体関係や交際実態を裏付ける具体的な記録が必要です。
たとえば、ラブホテルの出入りを撮影した写真、日時が明記されたSNSのやりとり、音声記録などが挙げられます。
証拠は「いつ・どこで・誰と・何をしていたか」が第三者にも分かるよう整理することが大切です。
一方で、盗聴や無断でのGPS装着など違法手段をすると、証拠として認められない可能性があります。
自力で証拠を収集する場合、この違法手段をしてしまう場合があるため、可能な限りは探偵に依頼して、確実な証拠を収集してもらいましょう。
探偵の調査報告書はそのまま裁判資料として活用できるため、請求や交渉を有利に進めるための土台になります。
複数人との浮気をされた場合にするべきこと
複数人と浮気をされたことが分かったとしても「どうすればいいのか分からない」と悩んでいる方がほとんどでしょう。
以下に今後するべきことをまとめたので、参考にしてください。
今後の対応方法を決める
まずは今後の対応方法を決めましょう。
今後の対応次第で、どのように証拠を集めるべきなのかが大きく変わってきます。
そのため、慰謝料請求だけにとどめるのか、離婚もあわせて進めるのかなど、方向性を整理しましょう。
なお、慰謝料請求や離婚を考えていない場合は、証拠を集める必要はありません。
証拠を集める
離婚や慰謝料請求をする場合は、これから証拠を集める必要があります。
パートナーが浮気をしていることが客観的にわかっても、法的に不貞行為の有効な証拠として認められるとは限りません。
たとえば、以下のような場合でも不貞行為の証拠にはなりません。
- 外で知らない異性と手を繋いでいた
- マッチングアプリを入れていた
- 異性から親密な雰囲気のLINEの通知が来ていた
また、前述したように、自力で証拠を集めると違法行為をしてしまう場合がありますし、パートナーや浮気相手にバレてしまう可能性が高いです。
バレると今後パートナーが浮気相手と会うのを避けてしまい、証拠が集められなくなります。
特に複数人の浮気の証拠を集めるまでパートナーにバレないようにするのは至難の業です。
そのため、証拠集めは極力探偵に依頼しましょう。
話し合いをする
証拠が揃った段階で、パートナーとの話し合いを行うことになります。
話し合いでは、感情的なやりとりを避け、事実と希望する対応を明確に伝えることが重要です。
事前に以下のような点を整理しておくと、交渉が進めやすくなります。
- 関係を続けるか、離婚を選ぶかの意思
- 慰謝料や財産分与に関する希望金額
- 子どもがいる場合の親権や養育費の考え方
婚姻関係を継続する場合は、浮気相手との関係をどう断たせるかも話し合いたいところです。
法的な問題もかかわってくる重要な話し合いなので、話し合いの際はボイスレコーダーで録音しておきましょう。
なお「もうパートナーの顔も見たくない」という場合は弁護士に依頼することで、すべての手続きを代理してもらうことも可能です。
探偵に複数人との浮気調査を依頼するメリット
これまでも解説しているように、複数人との浮気の証拠を集める場合は、探偵に依頼するのが得策です。
以下に探偵に依頼する主なメリットをまとめました。
対象者が複数でも行動パターンを把握できる
パートナーが複数人と浮気している可能性がある場合、行動パターンの把握は複雑になりやすいです。
曜日や時間帯もバラバラで異なる相手と会っていることが多いため、行動に一貫性が見えづらくなります。
探偵に依頼することで、パートナーの行動を継続的に調査し、浮気相手の人数や会っている頻度などを明らかにできます。
浮気相手が2人だと思っていたのに、調査の結果、3人・4人と増えるケースも珍しくありません。
パートナーに複数の異性の影を感じているなら、探偵に依頼して明らかにしましょう。
法的にも有効な証拠を集められる
慰謝料請求や離婚手続きなど、法的な対応を進めるには、有効性の高い証拠が必要です。
ただの浮気を疑うような発言や、あいまいな記録だけでは、裁判で認められる可能性は低くなります。
探偵に調査を依頼することで、法的に通用する水準の証拠を客観的にそろえることが可能です。
必要に応じて弁護士を紹介してもらえる
浮気の証拠を集めたあと、慰謝料請求や離婚の手続きに進む場合には、弁護士のサポートが必要になることがあります。
法的な請求は書類作成や交渉の場面で専門的な知識を求められるため、自力での対応には限界があります。
特に複数人の浮気に対応する場合は、弁護士の助けは必須といっても過言ではありません。
探偵事務所によっては、調査後に離婚や慰謝料請求に強い弁護士を紹介してくれる場合もあります。
ご自身で信頼できる弁護士を見つけるのは簡単ではないので、探偵に紹介してもらいスムーズな解決を目指しましょう。
複数人との浮気でよくある質問
複数人と浮気された場合の慰謝料相場はいくら?
50万円~300万円です。子どもの有無や浮気の期間などさまざまな要因によって変動します。
相手の身元がわからなくても探偵は調査できる?
可能です。行動調査から対象者の氏名・住所・勤務先などを特定できます。
調査の途中でやめることはできる?
多くの探偵事務所では可能ですが、解約条件や返金の有無は事前に確認が必要です。
こちらも浮気していた場合はどうなる?
相手から逆に慰謝料請求される可能性があり、過失相殺の対象となることもあります。
浮気って何人に一人の割合で発生する?
調査によって異なりますが、既婚者の約2〜3割が浮気経験ありとするデータもあります。
複数人の浮気相手調査ならファミリー調査事務所にお任せください
複数人と浮気をしているケースでは、対象者の行動が複雑化しやすく、個人での確認には限界があります。
そのため、複数人と浮気している証拠を掴みたい場合は探偵への依頼を検討してください。
ファミリー調査事務所では、複数人の浮気調査ができることはもちろん、慰謝料請求や離婚対応に強い弁護士の紹介も行っています。
無料相談も受け付けており、複雑化しやすい複数人の浮気調査の料金についても、明瞭な見積もりを提示いたしますので、お気軽にご相談ください。